前代未聞！判定巡り中断したアフリカCL決勝の再試合が決定…連盟は優勝チームにトロフィー返還を求める

エスペランスとウィダード・カサブランカによるアフリカ・チャンピオンズリーグ決勝セカンドレグが、再試合となるようだ。イギリス『BBC』などが伝えている。

1-1で終わったファーストレグ後、5月31日に行われた決勝セカンドレグでチュニジアのエスペランスはホームにモロッコのウィダード・カサブランカを迎えた。1-0とエスペランスのリードで迎えた59分、カサブランカがヘディングで同点弾を叩き込むも、微妙な判定からオフサイドを取られてゴールは取り消しになった。

この判定に納得のいかないカサブランカの選手、関係者は猛抗議を行い、ピッチ横に設置されているビデオ・アシスタント・レフェリー（VAR）によるジャッジを求めた。しかし、VARが機能していないことをオフィシャル陣は認識していたが、チーム側には伝わっておらず。VARによる精査もないままゴール取り消しが覆らない現状に憤慨した同チームの選手たちは、プレー続行を拒否した。そして、1時間半程度の中断の後、CL決勝セカンドレグはこのまま試合終了となり、2試合合計2-1で勝利したエスペランスの優勝が決定。試合終了後には表彰式まで行われ、エスペランスの選手たちはメダルを受け取り、トロフィーを掲げていた。

しかし、アフリカサッカー連盟（Caf）は、パリで行われている国際サッカー連盟（FIFA）総会の中で会議を行い、中立地でセカンドレグの再試合を行うことを決定した。正式な日程は発表されていないものの、7月19日までエジプトで行われているアフリカ・ネーションズカップ終了後に開催される予定だ。

さらに、Cafは一度は優勝としたエスペランスにトロフィーとメダルの返還を求めたとされている。

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