元イタリア代表FWジャンパオロ・パッツィーニは今冬、所属先のヴェローナを退団する可能性が高まっている。25日、『Goal』の取材により明らかになった。
33歳のパッツィーニは2015年夏、ミランからヴェローナへ移籍。昨シーズンはセリエBに降格したものの、約2年半にわたり活躍した今シーズンはリーグ戦19試合に出場し、4ゴールをマークしているが、若手の台頭もあり、途中出場が多かった。
パッツィーニは現在、チームの合宿メンバーから外れたほか、次戦となる28日のフィオレンティーナ戦の招集メンバーからも外れている。ヴェローナは、この件について公式ウェブサイトで発表しているが、具体的な説明はない。このため冬の移籍期間終了日となる31日までにパッツィーニがチームを去る可能性が高いと見られている。
移籍先としてはトリノが候補に挙がっている。トリノは今シーズン、ローマからFWウマル・サディクをローンで獲得したものの構想外となっており、今冬の退団が決定的となっている。このためエースFWアンドレア・ベロッティのバックアッパーとして、ワルテル・マッツァーリ新監督のサンプドリア時代の教え子であるパッツィーニに熱視線が送られている。
なお『プレミアムスポーツ』によれば、元ミランFWは出場機会を減らしている上、ファビオ・ペッキア監督との関係も悪化しており、移籍を快諾する可能性が高い。今後の動向は注目されるところだ。




