Luciano Spalletti RomaGetty Images

元ローマ幹部が考える“天才指揮官”は誰?“計り知れない潜在能力を持つFW”は?

イタリア人ディレクターのヴァルテル・サバティーニ氏が、元日本代表監督パウロ・ロベルト・ファルカン氏の息子、ジュゼッペ・ファルカン氏のインタビューに応じ、インテルFWエディン・ジェコやナポリ指揮官ルチアーノ・スパレッティらに言及した。イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が11日、伝えている。

サバティーニ氏は、今シーズン途中までボローニャTD(テクニカルディレクター)を務め、日本代表DF冨安健洋(現アーセナル)をシント=トロイデンから引き抜いた人物として知られる。過去にはローマでも幹部を務めた経験を持ち、当時、出会ったスパレッティやジェコを巡り、持論を展開した。

「まもなくスパレッティは素晴らしい成績を残すだろうと思っていた。私の自己流の表現だが、彼のことは“天才”と何度も評してきた。ルチアーノは毎年のように成長し、最強の指揮官であることを示している。エディン? インテルでのパフォーマンスは想像していた通りだよ。彼はフオリクラッセ(規格外の選手)だ」

続いてサバティーニ氏は、ミランでプレーする元ローマDFシモン・ケアーにも言及。「シモンはリーダーだが、ローマでは理解されていなかった」と明かしたほか、自身が数年前にFWタミー・エイブラハムの獲得を検討していたことを告白。ローマFWをベタ褒めした。

「彼がチェルシーの下部組織にいた時、サンプドリアへ引き抜こうとした。優れた選手であることは当時から見て取れたが、サンプドリアは彼やチェルシーに関心を抱いていなかった。強力な武器を持っており、タイミングの取り方や技術も上手い。すでに強い選手であるが、将来は最強の選手になるだろう。ピッチの真ん中でなんでもできる選手だ」

「これまでのゴール数が少ないと批判を浴びても仕方ないが、エイブラハムには計り知れない潜在能力がある。リーグ戦の破壊王になるはずだ。ただ、才能が全開するまで時間を与える必要がある」

■ユーヴェはスクデット争いから脱落していない

最後に元ローマ幹部は、今シーズンのスクデット争いについて自身の見解を示した。

「(マッシミリアーノ)アッレグリのユヴェントスはまだ、スクデット争いから脱落したわけではない。マックスには問題解決の能力がある。それに加えて、チームが再び目を覚まそうとしている兆しが見える。一方、ミランは最後まで優勝争いを続けるだろう。昨シーズンも素晴らしいプレーを見せていたが、今年は困難に立ち向かうすべを学び、スクデット争いに終盤まで残るはずだ。ただ、ミランとナポリの一騎打ちになるとは思わない。インテルやユーヴェが追い上げてくるだろう。きっと素晴らしいリーグ戦になるはずだ」

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