かつてセリエAのペルージャで会長職を務めたルチアーノ・ガウッチ氏が1日に亡くなった。享年81歳。
1938年、ローマ生まれのガウッチ氏は実業家として名を馳せ、ローマでクリーニング会社を運営し財を築いた。後にペルージャのユニフォームサプライヤーとなるスポーツブランド『Galex』を立ち上げたことでも知られる。
1991年当時、セリエC1(3部相当)だったペルージャの会長職に就くと、セリエB、セリエAと上位リーグへの昇格を経験し、1998年夏には元日本代表MF中田英寿を獲得したことにより、日本からも大きく注目を集めた。
中田のセリエAデビュー戦となった1998-99シーズンのセリエA第1節ペルージャvsユヴェントスでは、中田が2ゴールを奪う活躍。ペルージャはこの後にPKを奪取したが、キッカーを務めたのはアントニーノ・ベルナルディーニだった。この時、スタンドにいたガウッチ氏は「なぜナカタにPKを蹴らせないんだ!」と激昂していたという。
ペルージャはその後経営破綻となり、ガウッチ氏はクラブの破産について不正、脱税の容疑もあったとして、2005年にドミニカ共和国へ逃亡した。その後は表舞台に出ることもほとんどなく、静かに余生を送っていたが、1日にドミニカ共和国の首都サントドミンゴで他界したという。
また、ガウッチ氏は競走馬オーナーの一面も持ち、1988年に凱旋門賞を制したトニービン号の馬主だったことでも知られる。後にこのトニービンは日本で種牡馬生活を送り、1994年に日本のリーディングサイアーを獲得。ベガ、ウイニングチケット、オフサイドトラップ、エアグルーヴ、ジャングルポケットなど数々の活躍馬を輩出した。
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