ヴィッセル神戸ＦＷダビド・ビジャが、今季限りでの現役引退を発表した。
13日に会見を開いたビジャは、今季限りでの引退を決断。2001年のトップチームデビューから、18年に及ぶキャリアに幕を閉じることを発表している。
「サッカーに引退させられるのではなくて、自分の意思で引退したい」と明かしたビジャは、これまで所属してきたスポルティング・ヒホン、サラゴサ、バレンシア、バルセロナ、アトレティコ・マドリー、メルボルン・シティ、ニューヨーク・シティと所属してきたすべてのクラブに感謝。そして、神戸については新たなチャンスを与えてくれたことに謝意を述べた。
「ヴィッセル神戸は、また新たな国でチャンスを与えてくれた。そして自分や家族が体験してこなかったことをこの素晴らしい国ですることができた。いまは素晴らしい時間を過ごせている」
「キャリアを終えることになるヴィッセル神戸に、改めて感謝を述べたい。まず自分を信じて懸けてくれたこと。確かにキャリアはあったが、年齢を重ねていた私を信じてくれたこと、スタッフの皆さんに感謝したい。チームメイトや監督、スタッフにも感謝している。ここでのあらゆる時間は素晴らしかった」
最後に、スペイン代表についても言及。EURO2008、2010年南アフリカ・ワールドカップの主要大会連覇や同国史上最多63ゴールを奪うなど、黄金期の一員として活躍した“ラ・ロハ”について、夢の実現だったと明かした。
「最後に、スペイン代表にも感謝を述べたい。物心がついたころから赤いユニフォームを着るのが夢だった。その場で長年プレーできたこと、98試合キャップを積んでW杯やEUROのタイトルも取ることができた。本当に、サッカー選手としてのキャリアでこれ以上ないチャンスを与えられたと思う」
今季限りでスパイクを脱ぐ決断をしたビジャ。スペインフットボール史に名を刻むレジェンドが、また1人別れを告げることになる。
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