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今週末、注目のダービーが3試合開催! 記憶に残る至高の一戦を回顧【ダービーウィーク特集】

シーズン終盤にさしかかり、優勝争いやチャンピオンズリーグ(CL)出場権争いが白熱する欧州リーグ。そんな中、今週末にはプレミアリーグでノースロンドン・ダービー(2日21:30~)とマージーサイド・ダービー(3日25:15~)、セリエAでローマ・ダービー(2日28:30~)と、注目の3つのダービーが開催される。

『Goal』では、この“ダービーウィーク”を前に、3つのダービーの中で特に白熱した一戦を回顧する。

■インビンシブルズ”が成し遂げた宿敵の眼前でのプレミア制覇

2019-02-27-arsenal

「史上最高のノースロンドン・ダービーはどれか?」と問われれば、2003-04シーズンの第34節、トッテナム本拠地ホワイト・ハート・レーンでの一戦を思い浮かべる人が多いのではないだろうか。

それまで24勝9分で首位を走っていたアーセナルは、優勝まであと1ポイントが必要な状況。対するトッテナムは、11勝5分18敗で14位と低迷。直近6試合で1分5敗と大不振に陥る中、宿敵を迎えることとなった。

【トッテナム】
GK:ケラー
DF:ステファン・ケリー、タリッコ、キング、ガードナー
MF:ジョニー・ジャクソン、マイケル・ブラウン、サイモン・デイヴィス、レドナップ
FW:カヌーテ、ロビー・キーン
監督:デイビッド・プラート

【アーセナル】
GK:レーマン
DF:ローレン、キャンベル、コロ・トゥーレ、アシュリー・コール
MF:パーラー、ジウベルト・シウバ、ヴィエラ、ピレス
FW:アンリ、ベルカンプ
監督:アーセン・ヴェンゲル

悲願のプレミアリーグ制覇まであと1ポイント、そしてそれが宿敵とのダービーマッチであれば、アーセナルの選手が燃えないはずはなかった。開始3分、自陣からのカウンターでアンリがドリブルでボールを持ち上がると、左サイドを駆け上がったベルカンプへとスルーパス。背番号10はダイレクトで折り返すと、全速力でボックス内に侵入してきたヴィエラが滑りながら押し込んだ。ホームサポーターが静まり返る中、主将のゴールでアーセナルが先手を取る。

興奮冷めやらぬ中、35分にアーセナルが追加点。ベルカンプ、ヴィエラとつなぎ、最後はピレスがネットを揺らす。敵地まで駆けつけたガナーズファンは、まるで優勝が決まったかのように大興奮で、自慢げに自チームのチャントを歌い上げた。

しかし、トッテナムも黙って最大のライバルの優勝を見守るわけにはいかない。62分、ゴールまで30mはあろうかという位置からレドナップが右足を振り抜くと、強烈なシュートが左隅に突き刺さる。トッテナムサポーターも息を吹き返す中で迎えた後半アディショナルタイム、キーンがPKを冷静に沈め、ついに同点に追いついた。

しかし反撃もここまで。試合は2-2のドローに終わり、宿敵の眼前でアーセナルに歓喜の瞬間が訪れた。

その後の4試合を2勝2分けで終えたガナーズは、プレミアリーグ史上初となる無敗優勝を達成。当時のメンバーは“インビンシブルズ”と呼ばれ、今も輝かしい歴史として語り継がれている。

■話題を集めたトッティのゴールパフォーマンス

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ローマダービーで最高の盛り上がりを見せた一戦は、2014-15シーズン第18節での戦いだ。

【ローマ】
GK:デ・サンクティス
DF:マイコン、ホセ・ホレバス、アストーリ、マノラス
MF:フロレンツィ、デ・ロッシ、ナインゴラン、ピアニッチ
FW:トッティ、イトゥルベ
監督:リュディ・ガルシア

【ラツィオ】
GK:マルケッティ
DF:バスタ、ロリク・カナ、ラドゥ、デ・フライ
MF:マウリ、ルーカス・ビリア、カンドレーヴァ、パローロ、フェリペ・アンデルソン
FW:ジョルジェヴィッチ
監督:ステファノ・ピオーリ

ホームのローマはこの時2位、ラツィオは3位と上位の直接対決だった。順位を争う上でも負けられないスタディオ・オリンピコでのダービーマッチは予想外の立ち上がりに。25分にステファノ・マウリが連携から見事なボレーシュートでアウェーのラツィオに先制点をもたらすと、その4分後にも追加点が生まれる。フェリペ・アンデルソンがやや距離のあるゴール右から左足を振り抜くと、ローマDFの股を抜けたボールはゴール右へ吸い込まれる。

2点リードでラツィオが前半を折り返すと、ハーフタイムにはローマサポーターが大ブーイング。厳しいリアクションに包まれたオリンピコだったが、そのムードを一変させたのが“ローマの王子”フランチェスコ・トッティだった。

後半開始直後の48分、ケヴィン・ストロートマンの鋭いクロスに右足できっちりと合わせ、反撃の狼煙となるゴールを奪う。

そしてハイライトとなったのが64分のこと。左サイドからホセ・ホレバスの山なりのクロスに反応したのはまたもトッティ。やや長くなったクロスに身を投げだして右足で捉えると、ゴール左隅へとボールは吸い込まれた。

このゴールでトッティはローマダービーでの得点数を「11」へと伸ばし、歴代トップに。しかし、話題はこれだけにとどまらない。ゴール直後にウルトラスの元へと走り出すと、ひとしきり喜んだ後にクラブスタッフのスマートフォンを借り、サポーターとともに“自撮り”を披露。当時から現在まで流行り続けるパフォーマンスをセレブレーションにも取り入れたその姿は世界中で話題となった。なお、このセレブレーションにイエローカードは提示されていない。

結局、試合は2-2の痛み分けに終わったが、この日の主役は完全にトッティ。翌日のスポーツ紙の一面はことごとく王子がさらっていったのだった。このシーズン、ローマは2位、ラツィオは3位で終えている。

■ルカクにコウチーニョ! 役者が決めた白熱のマージーサイド・ダービー

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マージ―サイド・ダービーは、1962-63シーズン以降トップリーグに所属しており、イングランドの当ディビジョンにおける最長記録を誇る歴史ある地元のお祭りとも言える対戦。近年で最もスリリングな展開となったのは2013年11月に行われたプレミアリーグ第12節
のダービーだ。

【エヴァートン】
GK:ハワード
DF:コールマン、ジャギエルカ、ディスタン、ベインズ
MF:バリー、マッカーシー、バークリー、ミララス、ピーナール
FW:ルカク
監督:ロベルト・マルティネス

【リヴァプール】
GK:ミニョレ
DF:グレン・ジョンソン、シュクルテル、アッガー、フラナガン
MF:ヘンダーソン、ジョー・アレン、ルーカス・レイバ、ジェラード、コウチーニョ
FW:スアレス
監督:ブレンダン・ロジャーズ

グディソン・パークで行われた当時、エヴァートンは長年クラブ率いてきたデイビッド・モイーズ氏が退任した直後、ロベルト・マルティネス監督の下でパスサッカーを展開し、5位に位置。一方、ブレンダン・ロジャーズ体制2年目のリヴァプールは、ルイス・スアレスとダニエル・スタリッジ、フィリペ・コウチーニョを軸に、ラヒーム・スターリングらの成長により、シーズン後半に11連勝を記録。プレミアリーグ初優勝まであと一歩の2位と迫ったシーズンで、この試合当時も2位につけていた。

試合は開始早々の5分、CKからルーズボールを押し込む形でコウチーニョがゴールを決めてリヴァプールが先制。しかし、エヴァートンも失点直後の8分、セットプレーからケビン・ミララスが決めてすぐさま同点に追いつく。それでも、19分にはルイス・スアレスの見事な直接FKにより、再びリヴァプールがリードする。

後半も熱戦が繰り広げられ、決定機をつくるエヴァートンに対してリヴァプールGKシモン・ミニョレがビッグセーブを連発。それでも、71分には正面からロメル・ルカクが決めて2-2に。さらに82分にはCKからルカクが豪快なヘディングシュートを決めて、エヴァートンが勝ち越し。しかし、これで試合は終わらず、89分にはスティーブン・ジェラードのFKからニアサイドのスタリッジがバックヘッドで流し込み、3-3で試合を終えた。

今回のダービーは、当時と同じくプレミア初優勝が狙える首位のリヴァプールに対して、9位のエヴァートンがホームで意地を見せることができるかという構図。もし、現在首位のリヴァプールがここを落としてシーズン後の結果に影響を及ぼす決定的な試合となるようなら、その後に語り継がれる一戦になるかもしれない。

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