サガン鳥栖は、23日に行われる明治安田生命J1リーグ開幕戦で名古屋グランパスと対戦する。現在、『DAZN(ダゾーン)』では独占で鳥栖の開幕直前情報を配信しており、選手や監督のコメントを紹介している。『Goal』では、その独占映像からJ初挑戦に意気込むクエンカ、そしてルイス・カレーラス監督のコメントを中心に紹介する。
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■トーレスの新相棒・クエンカという選手
昨季、苦しみながらも最終節で残留を決めた鳥栖。シーズン途中で加入した元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスもわずか3得点と、持ち前の決定力は鳴りを潜め、本領発揮とは言えなかった。そんなトーレスに今季、心強いパートナーが加わった。
「アリガトウ。コンニチハ。今は少しだけど徐々に日本語を覚えていくよ」
そう語るのはスペイン出身のイサック・クエンカ。名門バルセロナでトップチームデビューを飾り、リオネル・メッシやアンドレス・イニエスタとプレー。11年にはクラブW杯優勝を経験し、クラブ世界一に輝いた経歴を持つかなりの実力者だ。
「得意なのは仲間との連携プレーと1対1だね。攻撃面に自信がある」と語るクエンカは、シーズン前のトレーニングマッチでは、4試合に出場し早くも2ゴール・2アシストを記録。その実力にトーレスも大きな期待を寄せている。
「クエンカは来日して間もないけど、うまく溶け込んでいる。チームにとって重要な選手なので、この調子で頑張ってほしい」(トーレス)
一方のクエンカもトーレスとの連携については「トーレスに良いボールを送れば、持ち味を発揮して助けてくれる。良いパスを出すので、楽しんで良いプレーをしてほしい」とあくまでもパスの出し手として、トーレスを助けると強調。スペイン出身2選手のコンビネーションが今季の鳥栖をさらに強くする。
■堅守も、ゴールが決まらなかった昨季

さらに今シーズンのサガン鳥栖がハンパナイ理由。それは新たに就任したルイス・カレーラス監督の改革にある。現役時代にはアトレティコ・マドリーでトーレスと2年間チームメイトであり、日本の地で再会を果たした。そのカレーラス監督が取り組んでいるのは、守備重視のスタイルから攻撃サッカーへの変革だ。
指揮官は「昨年の守備力をキープして得点のチャンスを増やす」ことを選手に求めている。バルセロナに在籍していたこともあって、強豪の戦いを知るカレーラス監督は、「すべてはバランスだ。強豪は攻守のバランスが良い」と、プレーモデルの方向性を示す。
というのも、昨季の鳥栖はリーグ2位の失点数(34)と、堅守を誇るも、得点数はダントツの最下位(27)だった。堅守だが、ゴールが決まらない。躍進を期する今季は、そういった意味でも変革の必要性が生じたのだ。選手たちもプレースタイルの変更を前向きに受け止めている。
「よりゴールのシーン、チャンスのシーンを増やすためにどう自分たちがボールを握るのか」(高橋秀人)
「攻撃的にいくサッカーなので。自然と攻撃陣が多くて得点の匂いが出る雰囲気やチャンスが多くなってきている」(福田晃斗)
「マイボールの時間を長くして、自分たち主導でゲームを進めていくというサッカーなのでやっていて楽しいです」(高橋祐治)
ボールを支配して攻撃に人数をかける。そのことがトーレスの覚醒につながると指揮官は考えている。
「トーレスは手本となる選手。彼がゴールするチャンスを最大限に生み出さないといけない」(カレーラス監督)
開幕前の1週間前の16日に行われたJ2アビスパ福岡との最後の練習試合。好調の続くクエンカがまたしてもチャンスメイクし、トーレスも相手のミスを逃さずゴールを記録。上々の出来で開幕戦に弾みをつけた。
23日の開幕戦では、昨季残留を争った名古屋とホームで対戦する。カレーラス監督は、「まずは名古屋に勝つこと。名古屋に勝つことだよ」と強調するように2度「名古屋に勝つこと」を口にした。そして「サガン鳥栖のプレーに魅了されるファンを増やしたい。そして今年は勝てるチームになる」と言い切った。
新鮮力の融合と新たなスタイルへの挑戦に向けて準備は整った。新生・サガン鳥栖が今季、台風の目となるのか。注目の名古屋戦は14:00に駅前不動産スタジアムでキックオフする。なお、DAZNでは、サガン鳥栖開幕スペシャル第2弾として、熱戦必至の開幕戦ロッカールームの模様に完全密着する。
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