ラツィオのオーナー、クラウディオ・ロティート氏は、今シーズンのセリエAが再開できず、首位ユヴェントスとの優勝決定戦を提案されれば、受け入れると話した。
今シーズン、リーグ戦27ゴールをマークするチーロ・インモービレの活躍もあり、9連覇を目指す絶対王者ユヴェントスと熾烈な優勝争いを演じるラツィオ。第26節終了時点で首位と勝ち点1差の2位に位置し、1999-2000シーズン以来20年ぶりのスクデット獲得の可能性を残す同クラブだが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、シーズンは中断し、打ち切りの可能性すら報じられる。
それでも、イタリア政府が5月上旬からの個人セッションを許可したことを受け、リーグ戦再開に向けての望みが膨らみ始める。しかし、依然として先行きが不透明な中、ロティート氏はイタリア『La Repubblica』で、打ち切りになった場合、首位ユヴェントスとの優勝決定戦実施について問われ「提案されればこれを受け入れる」と語り、順位表では後塵を拝するも自信をのぞかせた。
「現段階で、我々は1ポイント差でユヴェントスの後ろにいる。しかし、リーグ戦では3-1で勝利し、スーパーカップでも3-1で勝利した。それに、彼らとの試合はまだ残されている」
その一方で、シーズンが全面的に再開されれば、ラツィオにとって不利になるとも感じているようだ。
「シーズンが再開すれば我々へのアドバンテージはなくなる。試合のタイミングや選手層に関して望ましい大会ではないから、我々はヨーロッパリーグを犠牲にした。だから、他のチームが週に2試合をこなす中、我々は週に1試合を戦えばよかった。しかし、再開すれば、他のクラブと同様に、みんなが週に2試合を戦うことになる。我々はアドバンテージを失うんだ」
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