トレーニングで全力を出さないことは、エデン・アザールがベストの状態を保てている理由なのかもしれない。
過去3シーズンで2度のプレミアリーグ制覇に貢献したアザールは、今シーズンもリーグ戦とチャンピオンズリーグで6ゴール、4アシストと活躍。しかし、チェルシーのエースとして躍動する同選手は世界で最もファールを受ける選手の1人となっており、試合中には幾度も激しいタックルを浴びている。そのため、チームトレーニングはベルギー代表FWにとって休息の場となっているようだ。
練習中の様子を問われたアザールは「練習で僕自身で足を守っているかって?もちろんそうしている。トレーニング中は全力を出さないようにしているんだ。時々トレーニングにもかかわらず、リスクを冒してプレーしようとする選手がいるが、僕は蹴られたくないんだ。なるべく休憩を取りながら淡々と練習している」と明かした。
さらに「シーズン中、休みは決して多いとは言えない。だから、できる限り練習中はコンディションを整えることに終始して、試合で全力を出し切れるようにしている」とコンディションをキープするためにトレーニングでは“手を抜く”と話している。
また、試合中にタックルを受けることが多いかと尋ねられた同選手は「多くのファールを受けていると思う。特に足首は相当削られている。ピッチに立てば、当たり前のようにタックルを受けているが、これもフットボールの一部。このことに関して苦情を言うつもりはない」と言及。
続けて「練習場では身体のことだけを考えている。それに僕の身体は強いから、まだまだプレーを続けられるだろう。健康でいられることは幸運だと思うし、ベストの状態でいられるように労わっている」とボディケアの重要性を説いている。