セレッソ大阪は23日、「皆さんに知っていただきたいこと」と題して公式サイト上で聴覚障がい者や難聴者の現状について伝えている。
大阪府の聴覚支援学校の生徒との交流を続けているC大阪。新型コロナウイルスの感染防止予防のためにマスク着用が推奨されている現状で、聴覚支援学校の教員からマスクによってコミュニケーションが困難になっている方がいるという話を聞いたという。
クラブの説明によれば、聴覚に障がいをもっている方の多くは手話だけでなく相手の口の動きを見て話している内容を理解していることが多いようで、マスクによって顔の半分が隠されている場合には表情を読み取ることも困難となる。さらに、連日のテレビを通じて重要なニュースが発信されているが、手話通訳がないものが多く、字幕が少ない場合もあり、必要な情報が十分に届かないこともあるようだ。
C大阪は、そういった状況への具体的な改善策こそ持っていないとしながらも、「せめて、そういった現状があるということを一人でも多くの方に知っていただければ」と考えて公式サイト上での周知に至ったとのこと。
また、ネット上では医療従事者や最前線で新型コロナに対応している方々に向けたエールを伝えている動画も散見。それについても、「ぜひ字幕を付けていただくことを心がけていただき、より多くの方々と想いを共有しながら、現在の状況を乗り越えていければ」との思いを伝えている。
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