Take KuboGetty Images

久保建英、レアル・マドリー戦を前にスペイン紙インタビューに応じる「PSG戦のモドリッチが大好きでした」

マジョルカMF久保建英が14日のラ・リーガ第28節、本拠地ソン・モッシュでのレアル・マドリー戦を前にスペイン『マルカ』とのインタビューに応じている。

保有元のマドリーと対戦する久保は、『マルカ』とともに今季ここまでの歩みを振り返った。まず昨夏、多くのクラブからオファーを受けながらもマジョルカに復帰した理由について問われ、次のように振り返っている。

「それが最善だと思えたんです。最初ここにいた日々が、あらゆる意味でとても気に入っていたので」

9月のマドリーとの対戦では右ひざを負傷。半月板損傷という深刻な報道もなされた。

「自分にとっては、まったく新しい経験でした。初めての負傷で、知らなかったことを色々と学べましたね。コーチ陣、チームメートのおかげで乗り切ることができました」

以前から厳しいファウルの対象となってきた久保は、最近は審判と積極的に話すなどして、そこでもパーソナリティーを発揮している。

「そうかもしれませんね。対戦相手が僕をファウルで止めようとしてくるときには、彼ら(審判)と話すようにしています。もっと注意深く見ることを促すために」

今回のような特別な一戦には、どういった心構えで臨むのだろうか。

「一番大切なことは、最高バージョンの自分を引き出すこと。そのために良い準備をして、あらゆるディテールに気を配りたいと思います。いつもと同じですね」

マドリーはミッドウィークのPSG戦で、新たなる劇的逆転勝利を実現。久保はあの試合を、どのように見ていたのだろうか。

「もちろん見ましたよ。全体的にとてもレベルの高い試合で、レアル・マドリーの集中のレベルは凄まじかったすね」

「自分もそういう経験をしたいか? はい。すべての選手がベルナベウのあのような夜にプレーすることを夢見ています。僕だって、もちろんプレーしたいですよ」

その一方で、「未来のチームメートになる選手で、最もインスピレーションを受けているのは誰か?」との問いに対しては、こう返答した。

「PSGとの試合ではモドリッチです。大好きでしたね」

マドリーのウクライナ人GKアンドリー・ルニンと友情を育んでいる久保だが、彼の様子についてはどう感じているのだろうか。

「彼とは本当に仲が良いんです。素晴らしい選手、とても素晴らしい人間ですね。彼、そして彼の家族の身に起こっていることについては、本当に心が苦しいです」

また、マドリーの若手選手としてよく比較対象に挙げられるFWヴィニシウス・ジュニオールについては、次のような見解を示している。

「エリートの選手だと常々感じていましたが、今は数字もついてきていますね。自信にあふれているように思えます。彼はラ・リーガ最高の選手の一人です」

アトレティコ・マドリー戦、アスレティック・ビルバオ戦のゴールパフォーマンスが、走り回るというワンパターンのものだったために「もう少し考えないといけない」と話していた久保。マドリー戦では何か考えているのだろうか。

「いえ。ゴールを決めても落ち着きを保って、チームメートと祝い合いたいと思っています」

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