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【中村憲剛のMSN】大型補強レアル・マドリーの今季を占う。久保建英はどう見ているのか?

11:50 JST 2019/08/14
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川崎フロンターレの中村憲剛が海外サッカーについて語る連載インタビュー「中村憲剛のMSN(マジで 好きなヤツ ノミネート)」。今回のテーマは2019-20シーズンのリーガ。リーガ編1回目はアザールを筆頭に、ロドリゴ、ミリトン、ヨヴィッチ、メンディらを総額3億ユーロ以上で補強した今季のレアルを展望。

みなさん、こんにちは。中村憲剛です。前回に続き、ヨーロッパサッカーの新シーズンについて触れてみたいと思います。今回のテーマはリーガの巨人レアル・マドリーの行方。チャンピオンズリーグ(CL)3連覇から一転、昨シーズンは序盤から迷走し最終的に、無冠に終わりました。指揮官に復帰したジネディーヌ・ジダンの下、どこまで巻き返せるのか。さらに日本人で初めてレアル・マドリーの一員となった久保建英はどうなるのか。僕なりの視点で『あしたのレアル』を占ってみたいと思います。

この項の締め切り時点でプレシーズンマッチを数試合見ただけですが、あらためて感じたのはカゼミーロの圧倒的な存在感。ブラジル代表もそうですが、この人の「いる・いない」でチームが大きく変わってしまいますからね。彼が4バックの手前で四方ににらみをきかせることで、攻守のバランスが保たれる。ほかの選手ではこうはいかない。トニ・クロースをアンカーに回してもカゼミーロの代わりは務まらないですからね。彼がシーズンを通じてケガなく戦えるか。それが巻き返しの第一条件でしょう。

上積みという点では、やはりエデン・アザールの加入が大きいですね。昨シーズンはC・ロナウドを失った穴を最後まで埋められませんでした。もちろん、C・ロナウドは別格の存在で、その役回りをそっくり引き継げるわけではないですが、アザールも別の次元にいる選手だと思います。確実にやるでしょう。逆に彼がやらなかったら厳しい。キャリアの最盛期にあるアザールにはそれだけの期待も責任もあるかと。次期エース候補のヴィニシウスもいますが、まだ荷が重いでしょうね。

CLで3連覇を達成した時代、スタメンの顔ぶれはほぼ同じでした。互いに気心の知れた仲で、コンビネーションも完成されている。それが最大の強みでもあったわけですが、全員が1つずつ年を取っていく。今シーズン中にセルヒオ・ラモスは35歳、ルカ・モドリッチは34歳になり、カリム・ベンゼマやマルセロも30歳を超えました。主力の高齢化は気がかりですね。みんなワールドクラスの選手たちばかりなので、若い世代が育つ場所も時間もなかった。世界最高峰のクラブならではの悩みでしょう。

■久保建英への期待

いよいよ世代交代の時期を迎えたので、多少成績は下がりますが、お許しくださいというわけにもいかない。レアル・マドリーは常勝を義務づけられたクラブですからね。ジネディーヌ・ジダン監督の舵取りはホントにたいへんだと思います。その意味でジダンが目をかけてきたマルコ・アセンシオの負傷離脱は痛い。久保建英はレアル・マドリー・カスティージャの在籍かレンタル移籍になるかは現時点でわからないようですが、カスティージャ所属で想定すると、トップチームでもチャンスが回ってくるかもしれないですね。

ただ、トップチームで出場機会を得る場合、ポジションがどうなるのか。4-3-3がベースと考えると、使いどころが悩ましい。ウイングでもインサイドハーフでもないような気がするんですよね。持ち味を十全に生かせるのは後ろに2人のボランチを従えたトップ下なんじゃないかと。できれば、そこで使ってあげてほしい。そうかといって、彼のために専用シフトを敷くのかどうか。ボランチが2人となれば、モドリッチ、クロース、カゼミーロの誰かを外すことになりますからね。理屈のうえでは。

器用な選手なので使われたポジションでそれなりに適応しながらプレーできるとは思いますが、能力全開というところまでいくかどうか。ジダンの考え方ひとつですね。カスティージャでインパクトを残し、仮にシーズン途中でもトップチームでプレーすることになったら、それだけでも十分に凄い話でしょう。なんといっても、あのレアル・マドリーですから。

とにかく、1つひとつのプレーを成功させて周囲の信頼を勝ち取っていくことですね。プレシーズンマッチを見る限り、ボールは回ってきていた。そこで味方を上手に生かしながら、自分も生きる。その積み重ねかなと。言葉の壁がないのはアドバンテージでしょうね。めぐり合わせやタイミングといった運も大きな要素ですが、こればかりは本人も含めて、誰にも予測がつかない。僕らはただ、応援するだけですよ。

■困難な時期だが…ジダンならば

チーム全体に話を戻すと、ターゲットの絞り方が重要になるかもしれないですね。3つのタイトル(リーグ戦、カップ戦、CL)を全部取りにいくというのが基本スタンスでしょうが、世代交代への過渡期にあるチーム状況を考えると、ハードルの高いミッションかなと。このあたりはジダンのさじ加減ひとつでしょう。

ジダンはアザールのような大駒の扱いに困るような監督じゃない。うまく力を引き出すんじゃないかと思います。アザールもほかのタレントたちと同様、ジダンの言葉には素直に耳を傾けるはずですからね。主力にケガ人が続出して、チームが野戦病院と化すような事態がなければ、昨シーズンの二の舞はないかと。プレー強度を含め、不安要素や不確定要素があるにしても、相応のチームに仕上がるような気がします。なんだかんだ言ってもCL3連覇へ導いたジダンのカリスマ性はすごいと思います。

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