【中村憲剛のMSN】コパ・アメリカのGSを展望。注目のブラジル&アルゼンチン、そして日本はどこまで戦えるか

(C)Getty Images
川崎フロンターレの中村憲剛が海外サッカーについて語る連載インタビュー「中村憲剛のMSN(マジで 好きなヤツ ノミネート)」。今回のテーマは、ブラジルでの開催が迫るコパ・アメリカ2019について。第2回は、グループステージを展望する。

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柴崎岳とコパ・アメリカ出場国の代表選手

 みなさん、こんにちは。中村憲剛です。今回も引き続き、開幕を目前に控えたコパ・アメリカについて触れてみましょう。前回は南米サッカーの魅力に触れながら、大会全般の見どころに焦点を当てましたが、今回はグループ別に注目ポイントを探ってみたいと思います。ちなみに決勝トーナメントに進めるのは各グループ2位以内と、3位の上位2カ国。早々と突破を決める国がある一方、連敗しながら第3戦に勝って3位での決勝トーナメント行きを決める国が出てくるかもしれません。その意味では最後まで目が離せません。

【グループA…ブラジル、ボリビア、ベネズエラ、ペルー】

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 ここはホスト国のブラジルが頭一つ、いや二つ、もしかすると三つくらい抜けているかも。注目選手はネイマールでしたが、負傷により欠場が決まってしまいました。この1年でケガがあって存在感が少し薄れていましたから、かなり気合が入っていると思えましたが、とても残念ですね。

 そのブラジルのメンバーを見ると、まだダニエウ・アウベスが入っていますね。そう考えると代わり映えしない感じですが、中盤や前線には新しい名前も増えている。アルトゥールやダヴィド・ネレスがそうですね。ヨーロッパで実績を積んだ若いタレント群がセレソンをどう活性させるか。ガブリエウ・ジェズスを含め、楽しみですね。残る3カ国のなかでブラジルに続くのはペルーかと。ボリビアとベネズエラの3位争いと見ています。

【グループB…アルゼンチン、コロンビア、パラグアイ、カタール】

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 もちろん、注目の人は言わずもがな。アルゼンチンの生ける伝説リオネル・メッシですね。よくクラブ(バルセロナ=スペイン)と代表では別人――みたいに言われますけど、メッシはメッシのままだと思うんですよ。彼を取り巻く選手たちがクラブのそれとは別人というだけで。でも、周りの選手をバルセロナのそれに代えることはできない。そうなると、メッシ自ら「代表仕様の自分」なるものを見いだす必要があるのかもしれませんが……。試合を見ていると、チームメイト全員がメッシに気を使っている感じがしますね。

 メッシも大会期間中に32歳になりますからね。同世代の選手が多ければ話は別でしょうけど、若い世代の選手たちは……物申せる選手なんか誰もいないと思う。遠慮しちゃうでしょうね。いったい、メッシが何をしたいのか。キャリアの浅い選手はもとより、一緒にプレーした経験に乏しい選手たちはその思考と動作のスピードについていけないんじゃないかと。間合いもわからないから、つい見ちゃう。そんな感じがしますね。

 もうレベルが高すぎて浮いてしまう。偉大すぎる問題ですね。メッシ自身もストレスを溜めていると思うんです。なぜ理解してもらえないのかと。だからアンヘル・ディ・マリアは不可欠でしょう。メッシの意図をくみ取ることのできる数少ない存在として。ただ、肝心の中盤に理解者がいない。ほしい場所、ほしいタイミングでボールをつけてくれる味方が。いないものは仕方がないですね。いや、いてほしい。そんな淡い期待を込めながら、メッシのアルゼンチンの行方を見届けたいですね。

 EUROと比べると、まだこんな選手がいたの?――という驚きがわずかながら残っていると思うんです。コパ・アメリカという大会には。だからコロンビアやパラグアイにもその手のタイプの台頭を期待したいですね。両国の力関係を考えると、コロンビアが2位抜けする可能性が高いでしょう。カタールが3位にすべり込むにはパラグアイに勝つことが条件になるかもしれないですね。

【グループC…ウルグアイ、チリ、日本、エクアドル】

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 日本がどこまで戦えるか。とても楽しみなグループですが、第2戦は覚悟して臨まないと大変なことになるでしょう。何しろ、相手はあのウルグアイ。テストマッチとはいえ、昨年10月に日本に3-4で負けていますからね。今回は絶対エースのルイス・スアレスもいるので怖いですよ。強豪のプライドにかけて日本を潰しにくるんじゃないかと。二度も続けて負けるわけにはいかないはずですから。本気のウルグアイと戦えるとなれば、これほど貴重な経験もない。当たって砕けろ。それでいいと思うんです。もちろん砕けてはいけませんが、全力でやり切ってほしいですね。やり切って初めて見えてくるものがありますからね。

 注目の人と言うと、やはりスアレスを含む「いつもの顔ぶれ」ということになるでしょう。それというのも、いまの南米には円熟期を迎えたビッグネームが多いからなんです。ウルグアイの二枚看板であるスアレスとエディソン・カバーニはいずれも32歳で、守備の重鎮であるディエゴ・ゴディンは33歳。果たして、次回のコパ・アメリカでも彼らの勇姿を拝めるかどうか。チリの戦士アルトゥール・ビダルやガリー・メデルもスアレスやカバーニと同じ1987年生まれ。アレクシス・サンチェスも30歳を越えましたね。

 38歳で現役を続ける僕が選手の年齢についてとやかく言うのも何ですが。人の平均寿命が延びているので選手寿命が延びても不思議はないですが、従来の感覚からすると南米の列強は世代交代の過渡期にあると言ってもいいでしょう。とくにウルグアイとチリはそうですね。その意味で次代を担うスター候補生が頭角を現すかどうか。それが意外な名前であればあるほど南米っぽくて面白いなぁと。もう個人的な願望ですが。

 中堅や若手を含め、期待されるタレント群が歴戦の勇士たちが健在なうちに一本立ちできるかどうか。そこも今大会の見どころの一つ。日本も来年の東京五輪、3年後のワールドカップに向けて伸びてほしい選手が目白押しですから思い切ってぶつかってほしいですね。

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柴崎岳とコパ・アメリカ出場国の代表選手

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「※」は提携サイト『 Sporting News』の提供記事です

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