16©J.LEAGUE

中国に取られた「アジアNo.1」の称号…ドイツ人記者の目にJリーグはどう映る?【開幕特集】

いよいよ、23日に開幕が迫った明治安田生命Jリーグ。日本最高峰の熱き戦いが、いよいよ始まる。

今年で開幕25周年を迎えたJリーグだが、世界各国のジャーナリストはどのような印象を抱いているのだろうか。

今回は、世界各国の『Goal』ジャーナリストに質問を送付。4つの質問に答えてもらった。シリーズでお伝えする。

第2弾はドイツ。2014年ワールドカップ覇者にして、ロシア大会大本命。欧州リーグ最多の平均観客動員数(4万2388人)を誇る「ブンデスリーガ」を持つサッカー大国は、Jリーグにどのような印象を持ち、何が必要と感じているのだろうか。

今回は『Goal』編集部ドイツ版、オリバー・マイヴァルム記者に答えてもらった。

■変わってしまったアジアでの立ち位置

はじめに、「Jリーグにどのような印象をお持ちですか?」との質問に、「正直に言って、これまでフルマッチは見たことがない」と答えたマイヴァルム記者。ドイツ国内では、最近まではアジア最高のリーグとの見方が強かったようだが、現在はその立場を中国スーパーリーグにとられてしまったと感じているようだ。

「ドイツでは、ヴィッセル神戸に(ルーカス)ポドルスキが移籍したことにより、去年の数週間は話題になった。しかし、今でもポドルスキがそこでプレーしているにも関わらず、もうトピックに上がってきていない」

「(ポドルスキの存在により)ヴィッセル神戸は最も良く知られたクラブ。他には、浦和レッズも有名だよ。長い間、Jリーグはアジア最高のリーグと認知されていたが、その立場は変わってしまった。中国スーパーリーグが有名選手に多額を資金を投資し始めたことにより、今や中国のほうが魅力的になってしまった」

■中国スーパーリーグを見習うべき?

そんなマイヴァルム記者がJリーグで注目している選手は、ポドルスキの他、FC東京の16歳FW久保建英、ブンデスリーガでのプレー経験を持つセレッソ大阪MF清武弘嗣だという。

また、各クラブのマスコットを「かわいい」と絶賛。お気に入りは、ヴィッセル神戸の「モーヴィ」のようだ。

16©J.LEAGUE

そして最後に、「Jリーグが世界的なリーグになるためには何が必要か」と問うと、中国スーパーリーグのような大型投資が必要になってくるとの見解を示している。

「誰しもが言うように、欧州のビッグネームを獲得することが、より注目を集めるために最善の方法だと思う。ポドルスキの獲得は、素晴らしいスタートだった。しかし、このレベルの選手を呼び続けることが、イギリスや欧州の主要メディアを引きつけるためには必要だろう」

日本のサッカーファンには、やや厳しく聞こえたかもしれないマイヴァルム記者の回答。しかし、これがドイツでの立ち位置なのだろう。やはり大物選手の獲得、そしてW杯での日本代表の活躍が、Jリーグの発展に不可欠のようだ。

▶Jリーグを観るならDAZNで!1ヶ月間無料のトライアルを今すぐ始めよう。

【関連記事】
2018シーズン Jリーグの試合日程・放送予定まとめ
2018シーズンのJリーグをテレビの大画面で楽しむ方法とは?
開幕直前!DAZNでJリーグを視聴する方法を紹介/2018シーズン明治安田生命Jリーグ
徹底解説!Jリーグを視聴する方法を紹介/2018シーズン 明治安田生命Jリーグ
2018シーズンJリーグの大会概要まとめ-賞金やACL出場権、降格・昇格条件など
Jリーグのチケット購入方法とは?2018シーズン Jリーグのチケット情報まとめ

広告

ENJOYED THIS STORY?

Add GOAL.com as a preferred source on Google to see more of our reporting

0