「世界最高の選手なら見本になるべき」スタジアム練習発覚のC・ロナウドに保健部門トップが苦言

フットボール界のスーパースター、クリスティアーノ・ロナウドにもロックダウン中に特権はないようだ。

その年の最高のフットボール選手に送られるバロンドールをリオネル・メッシに次ぐ5度受賞するなど、世界最高の選手の1人として称賛されるロナウド。3月上旬に母親が脳梗塞で倒れて、所属するユヴェントスの許可を得て、故郷ポルトガル・マデイラに帰国し、その後新型コロナウイルス感染拡大の影響でシーズンが中断されたこともあり、家族とともに同地での生活を続ける。

11日現在、感染者1万5000人、死者470人を出すポルトガルでも、新型コロナウイルス感染拡大防止策として、移動や集団での行動が制限され、原則自宅待機の措置を取る。しかし、ロナウドは自宅を飛び出し、CDナシオナルのホームグラウンドで極秘トレーニングをしていたことが発覚した。

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これを受け、マデイラの保健部門トップであるペドロ・ラモス氏は「クリスティアーノ・ロナウドは特別な許可を有していない。他の市民と同様に、ロナウドには規則を順守した状態でトレーニングをする権利がある。しかし、特権はない」と同選手の行動を問題視。

続けて「我々全員が平等で、我々全員が同じパンデミックに直面しているから、特別な許可はない。世界最高の選手は、見本にならなければならない。しかし、クリスティアーノの今回の行動は数分間のトレーニングなら問題なく、誰も傷つけていないと言っているように私の目に映った。一人ひとりに責任があるから、私はこのことを些細なこととして扱うつもりはない」と苦言を呈している。