イングランドサッカー協会(FA)は、トッテナムのデレ・アリに1試合の出場停止処分を科した。
今年2月、東アジアを中心に新型コロナウイルスの感染が広がる中、アリはヒースロー空港のラウンジからソーシャルメディアに動画を投稿。その中で、「Corona whattttt」のキャプションとともに黒のマスクを着用した自身を映し出した同選手は、見知らぬアジア系男性を撮影した後、消毒液のボトルとともに「僕を捕まえたければウイルスはもっと素早くならなきゃね」との文言を投稿していた。
新型コロナウイルスによる被害状況を受け、不謹慎極まりないアリの投稿は波紋を広げ、一部では“人種差別的投稿”と批判された。その後本人は『ウェイボー』で「ジョークにすべきものではなかった」と謝罪している。
しかし、アリの行為を重く見たFAは、2月のうちに同選手に処分を科すことを発表。しかし、新型コロナウイルス感染拡大がイギリスでも発生し、プレミアリーグも3月13日に中断されるなどして先送りになっていたが、11日に処分内容が発表された。
FAは声明の中で「デレ・アリに対して1試合の出場停止とともに5万ポンドの罰金を科す。さらにFA規則の違反を受け、講習への出席を命じる」と発表。またトッテナムMFの投稿に「人種、肌の色、民族、国籍に関する表現を含む重大な違反」があったと断罪したものの、同選手を「人種差別主義者」ではないと擁護した。なお、出場停止処分は19日のマンチェスター・ユナイテッド戦で適応されるようだ。
この処分を受け、アリはクラブの公式ウェブサイトの中で「自分の行動が原因となった罪に対してもう一度謝罪したい。あれは、今では僕たちにも影響を及ぼすウイルスについての本当にどうしようもないジョークだった。また、僕を人種差別主義者ではないと認めてくれたFAに感謝している」と綴った。
現在、黒人差別に対しての抗議運動が続く中、アリは先日に『ユーロスポーツ』で「僕たちは人間であり、同様に心を痛めている。ジョージ・フロイドの件にしろ、真新しいことではない。多くの人が長年戦ってきたことだ。何よりも、次世代を助けるために、人々を適切に教育するために、僕たちは立ち上がる必要がある」と人種差別問題について話している。
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