中国リーグの上海申花が7日、ローマからイタリア代表FWステファン・エル・シャーラウィを獲得したことを公式発表した。ローマ側は移籍金1600万ユーロ（約19億5000万円）と発表している。
“ファラオーネ（ファラオ）”ことエル・シャーラウィはエジプト人の父を持つサヴォーナ出身の26歳。ジェノアの下部組織出身で2011年にはミランに移籍し、元日本代表MF本田圭佑とのプレー経験もある。2016年冬にローマへ拠点を移し、2018-19シーズンはリーグ戦11ゴールを挙げるなどまずまずの活躍を見せていたが、契約期間が残り1年と迫った今夏、ローマ退団が決定した。
エル・シャーラウィは当初、中国クラブから提示されたオファーを受け入れる意向を示していたが、『レプブリカ』のインタビューにおいて、「ヨーロッパを離れる気になれない。まだ重要なリーグでプレーしたい。27歳にもなっていないのにこれほど思い切った選択は早すぎる」などと語り、オファーを見送る姿勢を見せていた。
しかし、イタリア代表FWは一転して上海申花加入を決断。ローマから中国へと旅立った。空港に到着したエル・シャーラウィはローマのファンに別れの言葉を述べている。
「ローマのファンのみんな、一緒に過ごしたこの素晴らしい数年間のことはいつまでも感謝していたい。ローマで一緒に仕事をしてきたみんなにも感謝する。いつまでも僕の心の中に残るだろう」
なお、エル・シャーラウィは8日中にも中国に到着し、メディカルチェックを受ける運びとなる。3年契約で総額4000万ユーロ（約49億円）の破格オファーを提示されたとみられる。上海申花では、元インテルのMFフレディ・グアリンや元ワトフォードのFWオディオン・イガロと同僚になる。
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「※」は提携サイト『 Sporting News』の提供記事です
