これまでセリエAに挑戦してきた日本人選手について、イタリアのサッカー情報サイト『Il Posticipo』が7日、特集を組んで紹介している。
セリエAでは、1994-95シーズンにジェノアへ移籍した三浦知良から今年1月の移籍市場でサンプドリアに期限付き加入した吉田麻也に至るまで、多くの日本人選手が挑戦してきた。特集記事では、「イタリアに上陸した12人の日本人選手」にスポットライトを当てて紹介した。
まずは日本代表の「カピターノ(主将)」でサンプドリアに所属する吉田に注目。地元ジェノヴァの方言を使った動画がネットで話題となったことを紹介し、「サムライのリーダーは、セリエAと日本の愛の歴史に貢献している」とコメントした。
また「象徴的な存在」として、カズを紹介。「カズ・ミウラをなしに日本サッカーは存在するか?」と綴り、「現在もピッチを駆け回っている不死身の53歳」が、日本にとって重要な存在であることを指摘した。「イタリアでの経験は短かったが、日本サッカーとの懸け橋になった」と貢献を称えた。
続いて1998年にペルージャに移籍した中田英寿氏に注目。「イタリアで最も有名な日本人」であるとコメントし、「ローマのスクデットやパルマのコッパ・イタリア制覇に決定的な役割を果たした」ことを伝えた。さらに中村俊輔も「レッジョ(カラブリア)のサムライ」と紹介。「背番号10の魔法の左足はレッジーナのファンを幾度となく満足させた。3シーズンでセットプレーから12得点を挙げるなど誰にもできることではない」と驚きを示した。
このほか元ヴェネツィアの名波浩氏や、サンプドリアやメッシーナに所属した柳沢敦氏、「短かったが良かった」元メッシーナの小笠原満男氏、「日本のトーロ(牡牛)」こと元トリノの大黒将司氏らも紹介。カターニアで活躍した「ローマキラー」の森本貴幸や、「ネラッズーロ(黒青の意味でインテルの愛称)のサムライ」こと長友佑都、「ミランがその魔法の左足に惚れて獲得した」本田圭佑、最後に「新たな顔ぶれ」である21歳のボローニャの冨安健洋を紹介して締めくくった。
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