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「一つになってやるだけ」5連敗と泥沼の神戸、吉田監督は団結呼びかけ

ヴィッセル神戸の吉田孝行監督が、コンサドーレ札幌戦を振り返った。

4日に行われた明治安田生命J1リーグ第10節で、札幌と対戦した神戸。アンドレス・イニエスタとルーカス・ポドルスキをメンバー外として臨んだ一戦では、62分にダビド・ビジャの今季3ゴール目で先制に成功する。しかし、68分からの7分間で2失点。1-2で逆転負けを喫した。

これで公式戦5連敗となり、苦しい状況が続く神戸。吉田監督は試合を以下のように振り返った。

以下に続く

「前半に関しては、やろうとしていたことを相手にやられたな、という印象です。ボールホルダーにいくのか、いかないのか。そういうところで裏を狙われて、なんとかみんなで守り切った形でした。後半は相手が引いていたので、センターバックのところで慌てずに繋ぎながらやっていこうということで、改善ができて得点ができましたが、不用意にカウンターを受けるなど改善点がまだまだありました」

この試合ではイニエスタやセルジ・サンペールをスタメンから外し、4-4-2システムを採用した吉田監督。その狙いについては、「相手の背後を意識したのですが、引いた相手でも連動したアクションで穴が作れるので、もう少し全体が連動できていれば、と思います。ただ、裏を狙いすぎたので、間で受けてもいいのかなと」と答えた。

また、初出場となった選手たちについては「宮(大樹)に関しては集中していたし、橋本(和)もそう。郷家(友太)も裏を狙ってみんなよくやってくれたと思います。ケガ人が多い中で、出た選手が頑張ってくれたと思います」と働きに満足感を示している。

4月10日のルヴァンカップ・グループリーグ第3節の大分トリニータ戦(2-0)以来、5戦とも敗れている神戸。その間にフアン・マヌエル・リージョ前監督の退任、主将交代やポドルスキの欠場宣言など、クラブは大きな混乱の渦中にある。

吉田監督は「自分たちがやるべきことを明確にして、同じ絵を描いてやっていきたい。攻守を一つになってやるだけです」と団結を呼びかけた。

神戸は8日にルヴァンカップで大分と再戦。その後12日に鹿島アントラーズ、18日に横浜F・マリノスと対戦する。厳しい状況が続く中、今後数試合で勝ち星を取り戻すことはできるのだろうか。

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「※」は提携サイト『 Sporting News』の記事です

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