ローマにレンタル中のザッパコスタ、今季は12分出場のみで長期離脱も「ローマに留まりたい」

【欧州・海外サッカーニュース】チェルシー（プレミアリーグ）からローマ（セリエA）にレンタル中のザッパコスタ。1年間の期限付き移籍は間もなく終了となるが、本人は開幕直後に大ケガしながらもチームやファンが支えてくれたこともあり、引き続きローマでプレーすることを望んでいる模様。

今季、チェルシーから1年間のレンタルでローマに加わったイタリア代表DFダビデ・ザッパコスタが、ローマ残留を希望している。

2017年よりチェルシーでの2シーズンを経て、今季はレンタルでセリエAに復帰したザッパコスタだったが、開幕戦のジェノア戦で12分間出場した後、トレーニング中に右膝の前十字じん帯を断裂し、以降は長期離脱を余儀なくされていた。

今季の実戦出場時間はわずか12分ほどだが、ザッパコスタは「いくつか理由があって、ローマに留まりたいんだ」と『Sky Sport Italia』に明かしている。

「ようやくフィジカルも元通りになってきた。今はおそらく90％の状態まで戻ってきたと自覚しているよ。回復まで時間を要する大ケガだったけど、全快に向けたトレーニングを行っている」

「ローマでここまで自分は貢献することができていない。そんな中、ティフォージのみんなや同僚に対して、自分が何ができるのかを示したいと思っているんだ」

現行の契約では、ザッパコスタは2020年6月限りで保有権を持つチェルシーへ戻る予定となっている。本人は「チェルシーは僕にとって多くのものを与えてくれた環境だった。だけど、今季はローマで復帰するため、ずっと頑張ってリハビリをこなしてきたんだ。だからこそジャッロロッシ（ローマの愛称）のためになることをしたい」と続け、引き続きローマでプレーしたいと公言している。

今季は開幕戦に12分出場したのみでシーズンの大半を棒に振っているザッパコスタ。3月中旬よりセリエAは新型コロナウイルス感染拡大に伴い中断期間へと突入しているが、この間ザッパコスタは順調に回復していた模様。また、本人は復帰に向けて温かく見守ってくれたこともあり、ローマに恩義を感じているようだ。

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