プレミアリーグのトップ6に名を連ねるライバルを相手にした今シーズンの全10試合で、リヴァプールが敗北を喫することはなかった。リヴァプールは最大30の勝ち点を得られるその10試合の中で勝ち点20ポイントを収めるという驚異的な結果を残し、その最新の試合がアウェー、エティハド・スタジアムでの3位マンチェスター・シティを相手にし、1－1で終えた試合であった。
スコアが示すように、日曜日に行われた試合はイーブンなものであった。どちらのチームも徹底してインテンシティの高い攻撃的なサッカーを繰り広げながらも、またどちらもいくつかのミスを犯すというスリリングな試合を展開した。
リヴァプールは1−1と追いつかれたあと、鋭いカウンターアタックからロベルト・フィルミーノの素晴らしいお膳立てにより、アダム・ララーナにこの試合で最大のチャンスが訪れた。しかしララーナはものにすることができず、試合は結局引き分けに終わった。
立ち上がりに試合をうまく進めたのはシティだったが、徐々にリヴァプールが試合を支配し、最終的に前半を優勢に進めることになった。ユルゲン・クロップの選手たちは後半立ち上がりの時間帯も優位に試合を展開。ジョゼップ・グアルディオラが中盤に選んだ選手たちはリヴァプールの激しいプレッシングに苦しみ、何度も相手にボールを与えてしまった。試合を掌握したことが、結果的にリヴァプールの先制点を導いている。ペナルティーエリア内でのガエル・クリシのフィルミーノに対するファウルは、押し込まれたシティにとって避けられない事象であったのかもしれない。
キャプテンのジェームズ・ミルナーがこのPKを沈め、敵地に乗り込んでいたサポーターに歓喜の声を出させた。ミルナーがゴールを決めた試合では、彼の所属するクラブは負けなしで、サポーターが喜びの声を上げたのも理解できることだ。試合終了のホイッスルが鳴り、ミルナーの無敗記録は47試合に伸びている。
また、今シーズンのミルナーが決めた7つのゴールはすべてPKによるもので、リヴァプールでは史上2番目に多い。もちろん1位は偉大なキャプテンであったスティーブン・ジェラード。2013-14シーズンに10得点を挙げている。
シティはアグエロのスマートなフィニッシュによって息を吹き返したものの、リヴァプールはその後もカウンターから多くのチャンスを作った。しかし拙いフィニッシュがその全てをフイにしてしまった。とはいえ、ドローという結果は来シーズンのチャンピオンズリーグ出場権への希望を持つリヴァプールにとってはとても大きなものだ。彼らはライバルとは違い、今シーズン残り9試合の時点ですでにトップ6との試合を全て終えているからだ。
興味深いことに、クロップがリヴァプールの監督に就任する前には、アーセナル、チェルシー、マンチェスター・ユナイテッド、そしてシティを相手に16試合でたった1勝しかあげていなかったのである。
ユルゲン・クロップとグアルディオラは常に激しい戦いを繰り広げ、クロップはグアルディオラと接戦を演じることのできる世界でも数少ない監督のうちの一人である。グアルディオラはクロップを相手にした直接対決で4勝5敗と負け越しており、それは両指揮官がドイツの強豪クラブでしのぎを削っていた時から始まったものである。
両監督とも1ポイント獲得という結果には満足したことだろう。ジェームズ・ミルナーの言葉からも明らかだ。
「とても激しい試合だった。どちらのチームもハードワークをし、ニュートラルにみても良いゲームだったと思う。我々はリードを奪っていただけに3ポイントを得られなかったことには失望しているが、引き分けという結果はフェアなものだった」
#takemetoAnfield
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