日本代表FW北川航也は7月31日、清水エスパルスからオーストリア1部ラピッド・ウィーンへの移籍が正式に発表された。現地で開かれた記者会見では、新たな挑戦への意気込みを語っている。
オーストリア『laola』が伝えた会見の模様によると、北川は冒頭ドイツ語で「こんにちは! 僕はコウヤ・キタガワと申します。日本からやってきました。ラピッドのためにゴールやアシストを決めることを目指し、チームのためにすべてを尽くします。ありがとうございます!」と挨拶。そして、通訳を介して次のように語った。
「故郷の静岡を離れるのは初めてですので、移籍も初めてです。日本を離れるのは寂しいですが、ここウィーンでラピッドのために懸命に働き、サポーターとともに喜びを味わうことを目指します」
「ラピッド・ウィーンは伝統があるクラブで、強いチームだと思います。ヨーロッパでプレーするのは初めてなので、オーストリアは僕にとって正しいステップだと信じています。ウィーンは美しい街、過ごしやすい街だと聞きました。ここで自分の力を示したいと考えています」
同国の強豪レッドブル・ザルツブルクに所属する南野拓実はA代表から、奥川雅也はU-18日本代表から知る北川。ラピッドに移籍するにあたっては、後者に連絡したという。
「奥川君にはオーストリアに来ることを伝えています。ラピッドは良いチームで、今後対戦することを楽しみにしていると話していました」
一方、同席したマネージング・ディレクターのゾラン・バリシッチ氏は北川を「攻撃ではどのポジションでもプレーでき、両利きでとても機敏な選手。相手ゴールに向かう姿勢も持ち合わせ、運動量も豊富。とても期待できる選手だよ」と紹介。「ただ、彼からプレッシャーを取り除きたい。馴染むための時間が必要だからね」としつつ、「でも彼がピッチに立ったら、我々全員に喜びを与えてくれるだろう」と期待の言葉を口にした。
なおEU圏外の選手のため、労働許可が必要となる北川。それでも、バリシッチ氏は10日に行われるアルタッハとのホームマッチに間に合う可能性を示唆している。
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「※」は提携サイト『 Sporting News』の提供記事です

