ラツィオはヴェローナからウルグアイ代表のDFマルティン・カセレスを獲得したと8日、公式ウェブサイトで発表した。
カセレスは2016年7月にユヴェントスを退団。その後、古傷のアキレス腱の状態を不安視され、無所属状態が続いていたが、翌年2月に日本代表DF吉田麻也が所属するサウサンプトンに加入した。しかしプレミアリーグでの出場はわずか1試合にとどまっており、シーズン終了後にフリーで昇格組のヴェローナに移籍し、1年間の契約を結んだ。
今シーズンはセリエA14試合に出場。サイドバックながらも古巣のユヴェントス戦で得点を決めるなど好調を維持し、これまで3ゴールを挙げている。だがカセレスはヴェローナ移籍の際の取り決め通り、1月からラツィオでプレーすることが決定した。
ラツィオは同選手をヴェローナから完全移籍で獲得したことを発表。契約期間は1年間で、更新のオプションが付随する。ラツィオは昨年8月にもカセレスの獲得を狙ったものの、EU圏外選手獲得の規定の制約があり実現できなかった。このためヴェローナがラツィオとの合意の下で半年間、選手を引き取る形で獲得。理論上、ヴェローナは好調のカセレスを契約が満了するシーズン終了まで引き留めることができたが、合意を守りラツィオの意向に屈する形となった。




