ユスフ・ポウルセンは2013年にデンマーク1部リンビーBKからRBライプツィヒへと移籍。そして今やブルズ(RBライプツィヒの愛称)でエースの一人となっている。それ以来住むザクセン州を故郷のように感じているという。
『Goal』と『DAZN』はデンマーク代表FWに独占インタビューを敢行。彼の生い立ち、不健康な食事を摂っていたこと、メンタルコーチとの仕事、そしてVARについての意見を語ってくれた。
■昨季の成長ぶりは「精神面で」
Getty――あなたの昨シーズンについてですが、技術的に向上したとの評価が多く聞かれました。その評価についてはどう思いますか?
いや、技術面の成長に関して言えば2シーズン前がそうだった。昨シーズンは特に精神面で向上できた。クラブや代表の同僚が僕にメンタルコーチをつけるよう勧めてくれたんだ。そこで試しにやってみたんだけれど、それがうまく行ったんだ。
――具体的には何がうまく行ったのでしょうか?
理想の選手像や人間像を浮かべて、そうなれるように取り組んだんだ。プレーにも日常生活にもいい影響があったよ。まず、自己分析をしてメンタルコーチに伝えた。次にコーチから見た自分について話してくれた。2人の意見で共通していたのは、僕はリーダー気質だということ、それから組織をリードすることや責任を負うことが好きだということだった。そして、今はもっと適した素質を開拓しているところだよ。こうして、自分自身をもっとよく知ることができているんだ。
――リーダー気質という話が出ました。あなたにとって「リーダー」とは何でしょうか?
リーダーは人とコミュニケーションを取ることを恐れないし、よくない状況にあっても意見を言うことができる。それがうまく行かなくても、自分自身のことよりもチームの面倒を見ようとする。もちろん自身が成長していかないとそんな役目はできないよね。一朝一夕ではできない役割だ。19歳の少年が30歳の人に「携帯を捨てろ!」とか注意しないほうがいいよね。
――「携帯電話」といえば……昨年の秋、ジャン=ケビン・オーギュスタンとノルディ・ムキエレが、再三に渡ってベンチで携帯電話を使ったとして一時的にチームを離脱させられました。この懲罰によってこの2人は何か変化がありましたか?
特にノルディ・ムキエレはこのことを重く受け止めた。おそらくすぐには自分の過ちを理解できなかったと思うけれど、数週間経ってから、はっきり理解したみたいだ。またピッチに立つために、自身が変わらなくてはならないことに気がついたんだ。それからというもの、彼の行動は見違えるようになったよ。こういう成長でチーム全体が前に進めるんだ。
■スタイルが合うのはリヴァプール?
(C) Getty Images――以前におっしゃっていましたが、少年時代はバルセロナの試合を見るのが好きだったそうですね。けれど、バルサでプレーすることは想像もできなかったとか。今はその気持ちは変わりましたか?
いや、まだバルサでプレーできるほどの実力はないよ。それは自分でよく分かっている。
――あなたのプレースタイルを考えると、むしろリヴァプールのほうが合っているかもしれませんね。
その通りだね。ユルゲン・クロップのサッカーは好きだよ。クロップはただただ素晴らしい。リヴァプールのファンじゃなくてもそれは認めざるを得ないはずだよ。何年か前のバルサがやっていた「ティキタカ」みたいだ。皆あのスタイルを好きになるはずだよ。
――昨シーズン、リヴァプールはCLを制覇しました。どんな気持ちであの決勝戦を見ていましたか?
CL決勝の結果はある意味で衝撃だった。僕はエンターテイメント性にあふれるサッカーを見るのが好きで、退屈な0-0の試合ほどひどいものはないと思っている。そんな試合を見ると僕はいつもこう思うんだ。「何で僕は90分も無駄に使ってしまったんだろう」とね。
――CLとは別に莫大な商業化が目される欧州スーパーリーグが構想中ですが、大会にはビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が使われるかもしれません。サッカーとVARは本質的に相容れないと考えるファンが増えているようですが、あなたの考えをお聞かせいただけますか?
そういう意見が増えているのはそうかもしれないけれど、はっきり区別しておかなければいけないこともある。スーパーリーグで導入するのがよいのかどうかについてはあまり多くは言えないけれど、VAR自体はよいものだと僕は思っているよ。VARは悪だと常にみなされているけれど、サッカーを壊すものではないと思う。ただ、もっと改善する必要はあるね。
■ライプツィヒは「ホーム」に
getty Images――個人的なことになりますが、気晴らしとしては何をしていますか?
不健康な食事だね! なんと言っても、不健康なほどいっぱい食べるのが大好きなんだ。もちろんやりすぎないように気をつけてはいるよ。いずれにせよ、今はそれもほとんどしていないね。クラブにはヘルシーな食べ物しかないし、パートナーが妊娠中だから、食事に気をつけないといけないんだ。
――秋には父親になりますね。家族が増えることはどう思いますか?
あまり特別なことは考えないし、心の準備もしていないよ。それが一番いいアプローチだと思っているんだ。いろいろ考えすぎると、理想の状況じゃなくなった時にがっかりしてしまうかもしれない。何も期待していないと、同じ状況でも嬉しい驚きに変わるんだ。パートナーにもいつもそう言っているよ。
――ライプツィヒにはかれこれ6年住んでいますね。「第二の故郷」のような愛着はありますか?
もちろん。最初のシーズンはここにいてあまり楽しくなかった。当時はオフになるたびにコペンハーゲンに帰っていたよ。今は完全に気持ちは変わっていて、もう帰りたいとは思わなくなった。自分にとっては、休日にいても退屈しないと思ったところが「ホーム」なんだ。そういう意味で、今ライプツィヒは「ホーム」だよ。
――すべてを投げ出してコペンハーゲンに帰りたいと思ったことはありましたか?
いや、そういうことはなかった。もし何かをしようとするならば、最後までやり抜くよ。そういう気概は長所だと思うけれど、同時によくないことでもあると思う。例えば、長い間よくない状況に陥ってしまっても、それを認めようとしないで、結果的に手遅れになってしまうかもしれない。けど、僕にはそういうときにアドバイスをくれる信頼できる人たちがいる。
――サッカー界以外に友達がいることで、精神面の助けになっていますか?
サッカーに関係ない人たちと話して、自分の知らない側面を知るのが好きなんだ。けど、公人としては、サッカーを知らない友人を新しく作るのは難しい。ごく専門的な話題を理解するのは難しいからね。
――たくさんの公人がSNSをやっています。あなたはSNSとどのように付き合っていますか?
僕自身はほとんどSNSに時間を使わない。個人的な意見だけど、SNSには大きい問題点があるんだ。例えば、とても有名な選手がクールな写真を2枚アップロードしたとしよう。それを見た人は、その2枚の写真の間で、人生が全部うまく行っているんだろうなあ、と思うだろう。特に若い人はそれが当たり前だという印象を受ける。けど、もちろんそれは間違ってる。公人としては、写真に映らないところで何をやっているのかしっかり見せる必要があると思っているよ。子供や若者に対して責任を持つ必要がある。それに気がついていない人はたくさんいるんだ。
インタビュー・文=Matthias Faidt/マティアス・ファイット
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「※」は提携サイト『 Sporting News』の提供記事です



