12日にチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦セカンドレグ、ユヴェントス対アトレティコ・マドリーは3-0でユヴェントスが勝利。ユヴェントスが合計スコアでも3−2と上回り、準々決勝に進出している。
今季CL決勝T1回戦の再注目カード。アトレティコ本拠地メトロポリターノで行われたファーストレグでは、同スタジアムのかつてない熱狂に後押しされたアトレティコが2−0で先勝している。このセカンドレグは予想通り、ユヴェントスが立ち上がりから猛攻を仕掛け、リードを得ているアトレティコが堅守速攻で対応する展開となった。
アトレティコはピッチ中央付近でもあまりプレッシングを仕掛けることなく、完全に引く形でユヴェントスの後方のスペースを生かそうとしたが、最終ラインが下がり過ぎたために防戦一方となる。ユヴェントスは4分、CKからキエッリーニがネットを揺らすも、クリスティアーノ・ロナウドのGKオブラクに対するファウルが取られ、得点は認められなかった。
アトレティコは20分頃からようやく前進する意思を見せ、敵陣でボールを回して追加点を狙う。だが21分、コケが放ったミドルシュートはクロスバーの上へと外れ、24分にはグリーズマンもミドルレンジからボールを叩いたが、こちらはGKシュチェスニーが弾かれている。
すると27分、観客の後押しを受けるユヴェントスが1点を返すことに成功。得点者はアトレティコの悲願のCL優勝を何度も阻んできた、前レアル・マドリーFWクリスティアーノ・ロナウドだ。ポルトガル代表FWはスピナッツォーラが折り返したボールに反応。マークについていたフアンフランに競り勝ち、頭でネットを揺らした。
あと1点で同点に追いつくユヴェントスはその後、ベルナルデスキがオーバーヘッドキック、キエッリーニがヘディングシュートでゴールをうかがったが、どちらも決め切ることはできない。その一方で、劣勢のアトレティコは前半アディショナルタイム1分、コケのクロスにモラタが頭で合わせたものの、これはわずかに枠の上へと外れた。
後半も状況は変わらず、ユヴェントスが猛攻を仕掛け続け、アトレティコは自陣に押し込まれる。そして48分、ユヴェントスがついにスコアをタイに戻すことに成功。C・ロナウドがカンセロの上げたクロスボールから再びヘディングシュートを放つ。横っ飛びしたオブラクがボールを弾くも、そのときにはラインを割っていたとの判定でゴールが認められた。
突破のために1点が必要となったシメオネ監督は57分、攻撃面で機能していなかったレマルを下げてアンヘル・コレアを投入。その一方で押し切りたいアッレグリ監督は67分スピナッツォーラとの交代でディバラをピッチに立たせた。その後はユヴェントス、アトレティコともにボールを保持してゴールを狙う意欲を見せ、攻守が激しく切り替わる展開に。ユヴェントスは74分、ペナルティーエリア内でフリーとなっていたマンジュキッチがシュートを打ったが、これはわずかに枠を外れている。
シメオネ監督は77分に2枚目の交代カードを切り、アリアスとの交代でビトロを入れる。これによって右サイドバックはフアンフラン、左サイドバックはサウールが務めた。対するアッレグリ監督はその2分後、マンジュキッチをキーンに代えた。
そして86分、再びスコアが動いた。動かしたのは、三度ユヴェントス、三度C・ロナウドだった。ペナルティーエリア内に侵入したベルナルデスキがA・コレアに倒されてPKを獲得。キッカーのポルトガル代表FWが、枠の右にシュートを突き刺した。これでユヴェントスは合計スコアで逆転。C・ロナウドはこのゴールによってアトレティコ戦の成績を33試合25得点とし、同チームにとっての天敵であることを改めて証明している。
終盤、アトレティコは猛攻に出ようとしたが、ユヴェントスがアウェーゴールを許さないまま試合終了のホイッスル。イタリアの盟主とC・ロナウドが、見事な逆転劇を演じた。
■試合結果
ユヴェントス 3-0 アトレティコ・マドリー
■得点者
ユヴェントス:クリスティアーノ・ロナウド(27分、48分、86分)
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