ナポリの指揮官カルロ・アンチェロッティが、イタリア紙『レプブリカ』のインタビューに応じ、今後のセリエAの見通しについて持論を展開した。
今シーズンからアンチェロッティが率いるナポリは、ここまでリーグ戦で60ポイントを獲得して2位につける。しかしセリエA7連覇中の王者ユヴェントスとの差はすでに15ポイントと大きく開いており、事実上、逆転優勝は絶望的となっている。だがナポリ指揮官は、将来的にユヴェントス1強の構図は崩れることになると予想する。
「ユーヴェほどの継続性を示すことができたクラブは他にない。（今シーズンを含め）8年連続のスクデット獲得がすべてを物語っている。だがユヴェントスの覇権は終わるはずだ。ミラノ勢が出てくるだろうし、ナポリもその恩恵を受けるはずだ。ユーヴェの力が落ちたときは、真っ先に我々が好機を活かさなければならない。我々は正しい道を進んでいる。ナポリがユーヴェのようになることは決してないだろうが、遅かれ早かれ倒す日がやってくるはずだ」
またアンチェロッティは移籍市場にも言及。世界最高峰のセンターバックの1人として注目を集めるカリドゥ・クリバリら主力の残留を示唆した。
「ビッグは全員残留する。なぜならナポリには売る必要がないからだ。ターゲットを絞った投資で、チームは成長している。チームの骨組みは頑丈だ。実力のあるGKが2人いるし、守備陣は信頼できる。クリバリのようなフェノーメノ（怪物）もプレーしているが、彼はここから動かない」
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