「ムバッペの価値が45億円前後に…」EU議員が新型コロナによる市場価値暴落を予想

ダニエル・コーン＝ベンディット氏は、新型コロナウイルスの影響で選手の市場価値が暴落すると語った。

世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス。19日現在、全世界で240万人近くの感染者を出し、死者も16万人に達するなど世界的な大惨事となる。この影響はフットボール界にも及び、今シーズンは中断し、依然として再開の目途が立たない中、多くのクラブが財政難に直面する。

現状を受け、長年にわたり欧州議会で議員を務めるコーン＝ベンディット氏は『Quest France』で「この危機はプロフェッショナルスポーツの不合理性にメスを入れるだろう。核攻撃のようなもので、再建を余儀なくされる」と語り、移籍金の暴落を予想した。

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「明日、（キリアン）ムバッペのコストは最大でも3500万～4000万ユーロ（約41～47億円）になり、2億ユーロ（約234億円）になることはもうない。現状で誰が彼を買えるんだ？サラリーキャップの導入も必要になる可能性がある。サラリーだけではなく、選手の肖像権などもリセットされる。このビジネスシステムを解体しなければならなくなる」

新型コロナウイルス危機が終息した後、さまざまな面での変化が求められるフットボール界。しかし「もう少し現実的になり、もう少し平等になれば、より良い再スタートが切れるだろう。サラリーが減ったからといって、フットボーラーは悪いプレーをしないはずだ」と長期的に見ればこの業界にとってポジティブであることを主張したコーン＝ベンディット氏は、オリンピックへの影響についても言及した。