ミラン、終了間際に失点でパルマと痛恨ドロー…CL出場圏内から転落の危機／セリエA第33節

セリエA第33節が20日に行われ、パルマとミランが対戦した。

5試合勝利なしのパルマと、4位につけるミランの対戦。ミランはクシシュトフ・ピョンテク、ファビオ・ボリーニ、スソが前線に並んだ。

試合は前半からミランがボールを支配しつつ、パルマが効果的なカウンターを繰り出す展開に。中でもパルマは、ジェルビーニョがスピードを活かした仕掛けでミランを一人で牽制する働きを見せる。

それでも後半、ジェンナーロ・ガットゥーゾ監督の采配でスコアが動く。66分にサム・カスティジェホが入ると、3分後にスソのクロスに頭で合わせ、ついに先制に成功する。ニアで合わせる技ありヘッドとなった。

しかし、終了間際の87分にパルマが追いつく。ゴール左からのFKをブルーノ・アウベスが直接狙うと、壁の上を見事に越してネットを揺らす。ベテランDFの今季4ゴール目で試合は振り出しに。

結局試合は1-1のまま終了。ミランにとっては痛いドローに、パルマにとっては貴重な勝ち点1獲得となった。

引き分けた4位のミランは勝ち点1を積み上げ、56ポイントに。しかし、5位ローマとは暫定で勝ち点2差、アタランタとは3差であるため、今節の結果次第ではチャンピオンズリーグ出場圏内である4位から転落する可能性もありそうだ。