ミラン幹部パオロ・マルディーニ氏、セリエAが再開しなければ「多くのクラブが大変なことに」

【欧州・海外サッカーニュース】新型コロナウイルスによる中断が続くなか、ミラン（セリエA）幹部のパオロ・マルディーニ氏がリーグ再開や息子のダニエル・マルディーニについて語った。

ミランのテクニカルディレクター（TD）を務めるパオロ・マルディーニ氏が、元イタリア代表FWのクリスティアン・ヴィエリ氏とインスタグラム上のライブ配信で対談し、セリエAなどについて見解を示した。

セリエAは新型コロナウイルスの感染拡大により、3月9日の試合を最後に中断。その直後にユヴェントスやサンプドリアなどでは複数の選手の感染が確認され、今後は不透明となっている。そんななか、FIGC（イタリアサッカー連盟）は、残りの日程の消化を視野にシーズンを8月2日まで延長することを発表。ミラン幹部のマルディーニ氏も、元同僚のヴィエリ氏とのSNS上の対談の中でセリエAの今後について言及し、リーグ再開はクラブにとって不可欠であると主張した。

「もし日程を消化できなければ、多くのクラブが大変なことになる。もちろん現段階では健康を最優先にするべきだが、再開できる条件が整えばやって欲しい。もし政府のゴーサインが出たら、連盟とレーガ（セリエA）が協力して1カ月半ほどに短縮したカレンダーを作成することになる。それが混乱を避ける唯一の方法だろう。多少強引に進めなければ、再開できずに経済的な損害は莫大になるはずだ」

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続いて、マルディーニ氏は2月にセリエAデビューを飾った息子のダニエルについて言及した。

「私は、息子がプリマヴェーラ（下部組織）でプレーしていたときに幹部なった。その後、（マルコ）ジャンパオロがトップチームに昇格させ、（ステファノ）ピオリの下でデビューしたのだが父親からの批判は嬉しくないはず。練習を見に行って父親ぶることはできないから、ディレクターをやるのは難しいよ」