ニュース ライブスコア
明治安田生命J1リーグ

ミシャ・札幌戦で、J1新記録達成なるか? 興梠慎三が“恩師”に見せるべき成長の証

12:29 JST 2019/08/07
2019_8_7_Urawa1

浦和は4日、明治安田生命J1リーグ第21節で名古屋グランパスを埼玉スタジアム2002に迎えた。19時キックオフのナイトゲームだったとはいえ、公式記録の気温は30.7℃。試合の入りは最悪のものだった。

■指揮官は前半の戦いに苦言


開始早々の2分、名古屋に左CKを与えてしまうと、クロスのこぼれ球をFW前田直輝に拾われて縦の突破を許す。再び中央へのクロスを上げられ、MF和泉竜司に先制点を奪われた。さらに、前半半ばにもMFガブリエル・シャビエルのクロスから前田が加点し、浦和は2点のビハインドを背負う。

その後、[3-4-2-1]の2シャドー、ウイングバックも含めて5名が最前線に上がり点差を縮めようとする浦和だったが、中盤からの縦パスがなかなか収まらない。対照的に、守備時に5バックを敷く名古屋はカウンターから効果的にFWジョーを経由し、幾度もゴールに迫った。

「入りのところ、もしかしたらゲームの前のウォーミングアップを含めて、もう少し考えなければいけない」

「少しボールの動かし方とか、どこにボールを経由して運んでいくかというところで、ボールが収まりきらない」

大槻毅監督は試合の入り方についてそう反省する。それでも浦和は前半終了間際にFW興梠慎三がFW武藤雄樹からのクロスをしっかりと頭で沈めると、ハーフタイム明けからギアがアップ。途中出場のDF山中亮輔の見事なクロスを後半ATに関根貴大が決め切り、勝ち点1を獲得した。

■興梠得点試合は無敗


前節の鹿島アントラーズ戦に続き、土壇場のゴールが生まれる劇的な展開で最悪の結果を回避した浦和。後半の猛攻で多くのチャンスを得ていただけに、試合後の選手たちの表情は決して明るくない。

「疲れました」とこぼしながらも、この試合で反撃の狼煙を上げた興梠は話す。浦和はリーグ戦だけでなく、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)、天皇杯、JリーグYBCルヴァンカップのすべてで勝ち上がっており、ACLによる変則日程もあって疲労がたまるのも当然だろう。

浦和の選手陣の身体は重く、とりわけ前半はなかなか相手のチェックをかわすことができなかった。ディフェンスラインの中央に入りビルドアップの視点を担ったDF鈴木大輔も「前に運んで裏にボール出したりといったところが出てきたのが、前半の後半ぐらいからだった」と振り返る。また、勝ち切れなかった点についても「負けなくて良かったな、というよりは勝てた試合」だったと悔しさをにじませた。

とはいえ、チームが勝てなかったなかでも、興梠はリーグ戦3試合連続得点と結果を残し、得点数を「9」に伸ばした。あと1得点を決めれば、8年連続二ケタ得点というJ1リーグ新記録の偉業達成となる。

記録が懸かる次節に対戦するのは北海道コンサドーレ札幌だ。指揮官は、2012年から2017年まで浦和の指揮官を務めた、ミハイロ・ペトロヴィッチ。2013年から浦和に所属する興梠は、複雑な胸中を明かす。

「(二ケタ得点達成は)ミシャ(ペトロヴィッチ監督)の前じゃなくてもいいですけど…。僕の恩師なので。そこで取るのも心痛いですけど、自分の成長した姿を見せたい」

リーグ前半戦から今季の浦和のゲームは、1点を争う“死闘”の様相を呈することが多い。ここまでの戦績は8勝5分け8敗だが、興梠がネットを揺らした試合の成績は7勝2分けと一度も負けていない。

大槻監督は選手たちの“戦う”姿勢を重視する。そして興梠は最前線で “戦う”背中を見せることができる。入りが悪い時、劣勢に立たされた時、疲労が蓄積している時、どれだけチームを奮起させることができるか。ベテランFWが見せる「成長した姿」は、チームの結果が伴うものになるに違いない。

札幌との一戦は、10日14時に札幌ドームでキックオフを迎える。

取材・文=上村迪助(Goal編集部)

▶Jリーグ観るならDAZNで。1ヶ月間無料トライアルを今すぐ始めよう

【関連記事】
DAZNを使うなら必ず知っておきたい9つのポイント
DAZNが「テレビで見れない」は嘘!6つの視聴方法とは?
DAZNの2019年用・最新取扱説明書→こちらへ ┃料金体系→こちらへ ※
【簡単!】DAZNの解約・退会・再加入(一時停止)の方法を解説 ※
【最新】Jリーグの試合日程・放送予定一覧/2019シーズン
Jリーグの無料視聴方法|知っておくと得する4つのこと
「※」は提携サイト『 Sporting News』の提供記事です