現地時間24日、イングランド・プレミアリーグ第35節ではマンチェスター・ユナイテッドとマンチェスター・シティによるマンチェスター・ダービーが行われた。
大方の予想通り、立ち上がりからシティがボールポゼッションで上回り、ホームのユナイテッドはカウンターを狙う展開。後方からボールを繋ごうとするシティに対し、ユナイテッドはジェシー・リンガードとマーカス・ラッシュフォードが前からプレスを仕掛けていく。
5-3-2という守備的な布陣ながら、前線から積極的にプレスをかけてショートカウンターを狙うユナイテッドに対し、シティは最前線で待つセルヒオ・アグエロになかなかいい形でボールを供給できず、シュートチャンスが生まれない。
19分、ベルナルド・シウバの強烈なミドルシュートはGKダビド・デ・ヘアが正面ではじき返す。するとここからユナイテッドのカウンターが発動。リンガードがドリブルで持ち上がり、スルーパスにラッシュフォードが抜け出す。しかし、ここは飛び出したGKエデルソンが接触しながらもボールを死守する。
ケヴィン・デ・ブライネを負傷で欠くシティは細かいパスが多く、ダイナミックな展開に乏しくユナイテッドの守備を揺さぶることができない。43分にはアグエロのポストプレーから、ゴール前の狭い局面でボールを受けたラヒーム・スターリングが細かいステップでカットインし、シュートまで持ち込む。しかし、窮屈なシュートはGKデ・ヘアがセーブした。
ホームのユナイテッドにとってはほぼプラン通りに進んだ前半をスコアレスで終え、迎えた後半、早々にフェルナンジーニョがポール・ポグバのシュートをブロックした際に足を負傷。51分にリロイ・サネとの交代を余儀なくされた。
するとこの交代からわずか3分後、イルカイ・ギュンドアンからのパスをペナルティーエリア手前右で受けたベルナルド・シウバが、そのままドリブルで仕掛けて左足を振り抜く。対峙したルーク・ショーがブロックの足を出す間もない、振りの速いシュートにGKデ・ヘアも反応しきれず、ゴール右へと決まってシティが先制する。
1点ビハインドとなったユナイテッドは56分、ラッシュフォードの右サイドからの折り返しは阻まれるが、こぼれ球を再びラッシュフォードが拾ってエリア内右から浮き球で折り返す。これにファーポストのリンガードが反応するが、目の前でアクロバティックなクリアを試みたヴァンサン・コンパニに惑わされ、押し込むことはできずボールは流れてしまう。
多少バランスを崩してでも攻めるユナイテッドに対し、シティはカウンターを仕掛ける場面が増える。66分、カウンターから右サイドをドリブルで持ち上がったスターリングが、アグエロのDFを引き付けるランニングによってフリーとなっていた逆サイドのサネへ。エリア内左から左足を振り抜くと、コースは甘かったもののGKデ・ヘアも防ぎきれず、シティが決定的な追加点を挙げた。
こうなると苦しいユナイテッド。72分にアンドレアス・ペレイラを下げてロメル・ルカクを投入するが、2点リードの余裕を持ったことでパスワークが冴えるシティからなかなかボールを奪えず、なかなか攻めに転じることができない展開が続く。
敗戦の色が濃くなってきたユナイテッドは83分、リンガードに代えてアントニー・マルシャル、マッテオ・ダルミアンに代えてアレクシス・サンチェスを投入し、交代枠を使い切る。
しかし、依然としてパスワークに余裕を感じさせるシティに対し、ユナイテッドは前半のような規律のあるプレスができず、簡単に外されてパスをつながれてしまう。シティは89分にアグエロを下げてガブリエウ・ジェズス、ギュンドアンに代えてダニーロを投入し、逃げ切りへ万全の態勢を整える。
アディショナルタイムは4分取られたが、ユナイテッドがシュートチャンスを作ることは叶わず、逃げ切ったシティがダービーを制した。チャンピオンズリーグ出場権を争うユナイテッドにとっては痛恨の連敗。消化試合数で1試合少なかったシティだが、この試合でリヴァプールと同じ35試合を消化し、勝ち点1差で首位に立っている。
■試合結果
マンチェスター・U 0-2 マンチェスター・C
■得点者
マンチェスター・C:B・シウバ(54分)、サネ(66分)
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「※」は提携サイト『 Sporting News』の記事です