Jadon Sancho Borussia Dortmund 2018-19Getty Images

マンチェスター・シティが不正行為? 2015年当時14歳のサンチョの移籍が調査対象に

イングランドサッカー協会(FA)はマンチェスター・シティが2015年に現ボルシア・ドルトムント所属のMFジェイドン・サンチョを獲得した際に不正行為を働いた可能性の調査を開始したようだ。イギリス『BBC』や『インディペンデント』など複数メディアが報じている。

2017年夏にドルトムントに渡り、今季は公式戦31試合に出場し、9ゴールと14アシストと大ブレイク中のサンチョは昨秋にはイングランド代表でもデビュー。ドイツ誌『シュピーゲル』は先日『フットボール・リークス』の情報に基づいて、当時14歳だった同選手がワトフォードの下部組織に所属していた2015年、シティが不正行為があった可能性について伝えていた。

その報道によれば、シティが代理人のエメカ・オバシ氏に20万ポンドを支払い、さらに選手の父親に契約の金銭面な条件を提示したという行為を働いたという。16歳未満の選手の代理人を務めることや金銭的誘引はいずれも禁じられている。これについてシティ側は「クラブの信用を害する組織的且明確な試み」とし、コメントを控えている。

しかし、報道を受けたFAはそれらの行為の調査を開始。不正が認められれば、なんらかの処分を科されると見られる。『インディペンデント』では、「2シーズン前にサンチョを失ったことで失望させられたシティは『フットボール・リークス』が(今回)公開した最初の情報に含まれ、またも頭を抱えることになった」と伝えられた。

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