ヴィッセル神戸に加入した元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキが、Jリーグへの印象について語っている。ドイツ誌『シュポルト・ビルト』が報じた。
先日、ポドルスキは神戸での入団発表会見を終えチームに合流。スタンドから眺めた8日のベガルタ仙台戦では3-0と快勝し、神戸は連敗をストップさせた。ポドルスキはスタンドから試合を観戦し率直な感想を口にしている。
「土曜日にベガルタ仙台戦を見たが、日本ではヨーロッパほど戦術的にはプレーされていないね。でも選手たちはとてもたくましく、技術も高い」
また、日本ではなく中国に行く可能性もあり、実際に交渉までしていたことを明かしていたポドルスキ。しかし、良い印象は持っていないようで強い言葉を使いながら、否定的な見解を示している。
「中国で1500~2000万ユーロ(約19~25億円)を稼ぐことができるのは魅力的だ。でも交渉に8人や9人も代理人が出てくるのは、もはや犯罪者のようだ。給料は高いかもしれないが、間に黒いルートを挟むので、大幅に減る可能性もある」
「日本では、交渉は最初から真剣だった。中国は好きだけど、ブンデスリーガのような発展はしないだろう。世界一のリーグになることはない。舞台裏で多くのことが起きているが、それはフットボールではないんだ」
多くの大物外国人監督や外国人選手が渡っている中国。しかし、ポドルスキからすると、そうした事実を踏まえても、中国が世界一のリーグになることはないようだ。
