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ブラジル

ペレ「マラドーナは最高の選手」ライバルを称賛するも「完璧ではない」と論争にクギ

21:10 JST 2017/09/06
2017-09-06 Pele Maradona
ペレが自身とともに史上最高の選手の議論の対象になる、マラドーナについて言及した。アルゼンチンの国民的英雄を称えながら、並々ならぬプライドを醸し出している。

ブラジルサッカー界のレジェンド、ペレがディエゴ・マラドーナについて言及している。現在、スペインで行われているイベントで『Goal』記者の前で語った。

ペレとマラドーナは“歴代最高のサッカー選手は誰か”というテーマにおいて、論争の的となる2人でもある。また、ブラジルの英雄、アルゼンチンの英雄という構図でもあり、2人は仲が良くないという報道も。

マラドーナは自身の出版した本の中で、ペレに対して批判の姿勢を見せており、それについてペレは次のように述べている。

「マラドーナが何を意識しているのか分からないし、私もそれについてうまく説明できない。私はいつもマラドーナは世界最高の選手だと言っているからね。それは事実だと思う」

その一方でペレは「だけど、マラドーナは素晴らしいヘディングシュートを決められるかと言ったらそうではないし、左右両足でハイレベルなゴールを決めるタイプではないからね。彼は完璧ではない」と“トゲのある”言い方でマラドーナについて語った。

「私にとってマラドーナは素晴らしい選手であることに変わらないし、それは揺るぎないことだ。だからペレとマラドーナを比べることなんて不毛だよ。それに私たちはいい友達でもあるし、お互いに冗談を飛ばし合う仲なんだ」

「だから、私はいつも彼にこう言っているよ。“マラドーナ、あなたは試合でのゴール数が1000を上回った時にやっとペレと肩を並べるレベルになる”ってね。すると、マラドーナは“それは今から実現できることじゃないけど、そんな昔の記録、今となっては大したことないよ”とね」

1940年生まれのペレは、1958年のワールドカップから4大会連続でブラジル代表の主軸を務め、3度のW杯優勝を経験。一方で1960年生まれのマラドーナは1986年のワールドカップで、母国アルゼンチンに2度目となるW杯優勝をもたらした、アルゼンチンの英雄とされる天才プレーヤーだった。

常々比較される“ペレとマラドーナのどちらが最高の名手か”という議論については、もはや“結論のない水掛け論”と見る向きもあるが、ペレ本人も当事者ながら大いに楽しんでいるようだ。