レアル・マドリーのガレス・ベイルの中国移籍が頓挫した原因は家族にはないと代理人が主張した。
今夏の去就が大いに騒がれるベイルだが、先日に中国スーパーリーグの江蘇蘇寧と3年契約を締結する目前にまで迫っていた。しかし、多くのケガ人を抱えるレアル・マドリーが移籍金なしでの退団に難色を示し、フロレンティーノ・ペレス会長も直前になって気が変わったとされ、週給100万ポンド（約1億3300万円）ともいわれる大型契約が実現しなかったと報じられた。
その一方で、選手と家族が中国行きを躊躇ったとも伝えられているが、ベイルの代理人を務めるジョナサン・バーネット氏は『スカイスポーツ』で「ガレスと家族がこの契約がまとまらなかった理由だと報じられていることはまったくの偽りだ」とウェールズ代表FWは移籍をブロックされた側だと主張した。
さらに、ベイルの中国行きが頓挫したと報道された直後、江蘇蘇寧はアンデルレヒトのクロアチア人FWイヴァン・サンティーニを獲得し、外国人枠を使い切ってしまう。そのうえ、中国の移籍市場はまもなく閉幕を迎え、同クラブに外国人選手を売却する意思はない。これにより、ベイルの江蘇蘇寧移籍は完全に消滅した模様だ。
また、レアル・マドリーは30日、アウディカップに向けたドイツ遠征のメンバー24選手を発表。この中にベイルの名前は含まれておらず、移籍関係のことが理由として考えられており、さらに先日から同選手を戦力外と見なし、退団を公言していたジネディーヌ・ジダン監督の意向も反映された形だ。
このままレアル・マドリーに残留すれば、最低でも冬の移籍市場までは飼い殺しの状態が続きそうだが、ベイルの去就はどのような形で決着するのだろうか。
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「※」は提携サイト『 Sporting News』の提供記事です
