3月1日のラ・リーガ第26節、レアル・マドリーは敵地ベニト・ビジャマリンでのベティス戦を1-2で落とした。カルロ・アンチェロッティ監督は試合後、ベティスが勝利に値したとの見解を示している。
立ち上がりに勢いを見せて、10分にMFブラヒムのゴールで先制したマドリーだが、その後いきなり失速。ベティスの攻勢を受けるようになり、34分にMFイスコのCKからMFジョニー・カルドーソ、54分にPKからイスコにゴールを決められて逆転負けを喫した。
アンチェロッティ監督は試合後、次のような感想を述べている。
「私たちは良い形で試合をスタートさせた。しかし立ち上がりのプレーレベル、団結心、戦う姿勢を保つことができなかった。彼らは勝利するにふさわしかった」
レアル・マドリーはラ・リーガここ5試合を1勝2分け2敗で終えるなど、結果を出せていない。翌日にレアル・ソシエダ戦を控える首位バルセロナに勝ち点3差をつけられる可能性がある。
「今日は厳しい打撃を受けた。これからリアクションを見せなければならない」
「シーズンのこうした段階で負けるのは厳しいことだ。すべてのチームが勢いに乗ろうとしているわけだからね。しかしこの試合、私たちは良いプレーを見せられなかった」
「団結心を欠いた理由? 分からない。私は選手たちの頭にいるわけではない。私たちはプレーリズムを保つことができなかった。前半に27回もボールを失ったんだ」
レアル・マドリーは4日にチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦1stレグ、本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのアトレティコ・マドリー戦に臨む。アンチェロッティ監督は、ベティス戦のようなパフォーマンスを繰り返せば、間違いなく勝てないと断言している。
「このようなプレーをすれば勝てるわけがない。それはハッキリしているよ。今回の試合が、私たちを目覚めさせることを期待している。チームはここ最近の試合のように、コンパクトだったように思えたのだがね」
「前線のプレッシングが疎かだった? 相手のビルドアップにプレスをかけられることが望ましい。最初はそうできたのだが、残りの70分間はできなかった」
後半途中にFWキリアン・エンバペを交代させた理由は、奥歯の抜歯の影響だったようだ。
「その問題があったために、あまり練習をしていなかった。だからベンチに下げることを優先した」




