プレミアリーグ再開に選手たちから懸念…シェフィールド・ユナイテッド監督「プレーしたくない者がいれば尊重する」

【欧州・海外サッカーニュース】再開に向けて動くプレミアリーグだが、コロナ感染を危惧する選手も存在する。シェフィールド・ユナイテッドのクリス・ワイルダー監督は、プレーを拒否する選手がいた場合には尊重すると語った。

シェフィールド・ユナイテッドのクリス・ワイルダー監督は、プレミアリーグが再開しても選手がプレーを拒否した場合、その選択を尊重すると語った。

新型コロナウイルスの影響で3月から中断が続いているプレミアリーグ。しかし全クラブが2019-20シーズンの日程消化を希望し、6月12日からの再開を目指しているという。各クラブも練習施設の開放を始めており、前向きな議論が続いている。

だが、選手たちからは懸念も。先日マンチェスター・シティFWセルヒオ・アグエロは、「家族もいるので怖いよ。誰かが体調を崩せば『なぜ再開してしまったんだ』と思うだろうね」と、再開を危惧していた。

そしてワイルダー監督は『 beIN Sports』に対し、再開後に選手がプレーを拒否するのであれば、それに従う考えを明かした。

「もし個々の選手がその決断をして、私のところに言いに来たのであれば、それを尊重するだろう」

また「少し残念なことは、人々がポジションごとに線を引いていることだ。我々はもっと大きな視点を持たなければならないと思う」とし、決断を下す前にあらゆる情報を待つことが重要であると語っている。

今季は昇格1年目ながら28試合を終えて7位と躍進するシェフィールド・U。指揮官は2019-20シーズンの全日程を終えることは重要だとし、再開については支持を表明している。

「どんなに長くても、シーズンは終えなければならない。プレミアリーグは非常に大きな情熱を示すものだからだ」

「我々が今の順位にいるからではない。もしシーズンが中止となった場合、その影響を関係者全員が理解していると思う。財政的な観点からも、社会的、道徳的観点からもね…」