元マンチェスター・ユナイテッドのリオ・ファーディナンド氏は、2011年のチャンピオンズリーグ(CL)決勝で恥ずかしい思いをしたと認めた。
2011年5月、ロンドンのウェンブリー・スタジアムで行われたCL決勝で、名将アレックス・ファーガソン氏が指揮を執るマンチェスター・Uは、リオネル・メッシ擁するジョゼップ・グアルディオラ監督のバルセロナに圧倒される。ウェイン・ルーニーが1ゴールを挙げるも、ペドロ・ロドリゲス、メッシ、ダヴィド・ビジャに得点を許して1-3で敗れた。
『Copa90』でこの一戦を振り返ったファーディナンド氏は、マンチェスター・U守備崩壊の原因となった史上最多6度のバロンドールを誇るバルセロナFWについて「メッシは殺し屋だった。ロナウジーニョも非現実的で変幻自在なマジシャンだった。しかし、メッシはすべてができるだけではなく、最後には常にゴールやアシストを記録する」と印象を語る。
続けて「バルサはウェンブリーで確かな教訓を私たちに与えた。彼らがトロフィーを掲げる瞬間を見守った。私や(ライアン)ギグス、(ポール)スコールジーは一緒に立ちすくみ、手で口を覆ってこの瞬間を見ていた。私は辱めを感じた」と試合後の絶望感を回顧した。
マンチェスター・Uで長年指揮を執り、2度の欧州制覇を成し遂げたファーガソン監督も当時「彼らはヨーロッパのベストだ。私の監督人生においても、対戦した中で彼らがベストだ。このように打ちのめされたとき、他のことは考えられない」と完敗を認めていた。
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