ビッグクラブから熱視線の21歳キエーザ、クラブ幹部が移籍容認か「彼の選択を尊重」

フェデリコ・キエーザの今後の去就をめぐり、フィオレンティーナの幹部が発言をした。

フィオレンティーナに所属するイタリア代表FWフェデリコ・キエーザの去就について、クラブマネージャーを務めるジャンカルロ・アントニョーニ氏がコメントしている。イタリア紙『トゥット・スポルト』が6日、報じている。

かつてフィオレンティーナやパルマなどで活躍した元イタリア代表FWエンリコ・キエーザ氏を父に持つ21歳の逸材は、今シーズンの公式戦38試合に出場、12得点9アシストを記録するなど主軸として活躍を続ける。セリエAを代表する若き才能の1人であるキエーザには、ユヴェントスやインテル、アーセナル、チェルシー、バイエルン・ミュンヘンなどが関心を示していることが報じられてきた。

フィオレンティーナ幹部のアントニョーニ氏は、今夏の移籍市場に向けて注目されるキエーザの去就について見解を示した。

「我々としては、キエーザがフィオレンティーナに残ってくれることを願っている。彼はチームの主力の1人だ。だが契約上、選手の方に決定権があるため、我々は彼の選択を尊重することになる。リーグ戦での競争力を高めていきたいと考えており、（来シーズンも）彼がチームの一員であることを願っている」

なおこれまでの報道によれば、キエーザ本人はイタリア国内でプレーを続けることを希望しており、ユヴェントスが移籍先の有力候補と見られている。フィオレンティーナはユーヴェに対し、特別なライバル意識を抱いているため、イタリア王者へクラブの至宝を引き渡すことへの抵抗はある。だがFWフェデリコ・ベルナルデスキの前例も踏まえ、ユーヴェのファビオ・パラティチSD（スポーツディレクター）は、金銭面の条件を含めて乗り越えることは可能であると捉えているようだ。今後の動向は注目されるところだ。

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