バレンシアが40億円超でシレッセン獲得を発表…ネトのバルセロナ行きも加速へ

バレンシアは、バルセロナからGKヤスパー・シレッセンの獲得を発表した。

2016年にアヤックスからバルセロナに加入したシレッセンだが、守護神争いに敗れてマルク＝アンドレ・テア・シュテーゲンの控えとして3シーズンを過ごす。しかし、オランダ代表の1番を背負う同選手は、先発として出場する機会を求めて今夏の退団を希望すると報じられていた。

これを受け、ダビド・デ・ヘアが退団する可能性のあるマンチェスター・ユナイテッド、ベンフィカなどが獲得に興味を示すと考えられる中、バレンシアが26日に3500万ユーロ（約43億円）でのシレッセン獲得を発表。なお、双方は2023年までの4年契約を締結し、契約解除金を8000万ユーロ（約98億円）に設定したようだ。

また、シレッセンの加入が決まったバレンシアで正守護神を務めたネトは、シーズン終盤からマルセリーノ監督との関係悪化が報じられており、オランダ代表GKに支払われた同様の額で、カンプ・ノウに渡ることが予想されている。

シレッセンは、バルセロナに在籍した3シーズンでカップ戦を中心に全公式戦32試合に出場し、2017-18シーズンの国内2冠などに貢献。しかし、退団が決まった同選手は奇しくも、今シーズンのコパ・デル・レイ決勝で敗れ、同選手にとってのバルセロナラストゲームの対戦相手となったバレンシアで新シーズンの開幕を迎えることになる。

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