6日のリーガ・エスパニョーラ第8節、バルセロナは本拠地カンプ・ノウでのセビージャ戦に4-0で快勝した。
今季、ポゼッションフットボールを志向するロペテギ監督とともに上昇気流に乗るセビージャをカンプ・ノウに迎えたバルセロナ。前半はセビージャが戦術的にバルセロナを上回り、しかしバルセロナが個の力で勝ってスコアを動かしていく展開となった。
バネガ、オリベルを攻撃の起点としてバルセロナゴールに襲い掛かったセビージャだが、GKテア・シュテーゲンの攻守もあり、ルーク・デ・ヨングらが決定機をことごとく決め切れず。対して攻撃のビルドアップがほとんど機能しないバルセロナは、決定力の部分で格の違いを見せつけていった。口火を切ったのは、ルイス・スアレスだ。27分、左サイドを駆け上がったセメドの折り返しに反応したウルグアイ代表FWは、豪快な左足のオーバヘッドキックによってネットを揺らした。L・スアレスはここ3試合で4得点と絶好調を貫いている。
バルセロナの個の力による打開力は、その後も猛威を振るう。30分には、ペナルティーエリア手前左のアルトゥールのスルーパスからアルトゥーロ・ビダルが最終ラインを抜け出し、軽くボールに触れてGKヴァツリークを破り追加点。その5分後には速攻からエリア内に入り込んだデンベレが、巧みな切り返しでディエゴ・カルロスをかわして3点目を決めた。
後半立ち上がり、一刻も早く得点を決めたいセビージャは49分、アルトゥールのボールロストからL・デ・ヨングがフリーでシュートまで持ち込んだが、元PSVのFWはこの決定機も決め切ることができず……。その一方でバルセロナは60分、メッシがその脅威のドリブルをまたも披露して自らシュートを放ったが、ヴァツリークのセーブに遭った。
バルベルデ監督は65分に最初の交代カードを切り、アルトゥールに代えてブスケッツを投入。その3分後にはビダルの絶妙なスルーパスからデンベレがペナルティーエリア内フリーでシュートを放ったが、外す方が難しいようにも見えながらもボールはクロスバーの上へ飛んで行った。バルベルデ監督は70分にはビダルも下げてラキティッチをピッチに立たせ、74分には負傷したトディボとの交代でアラウホを入れて交代枠を使い切っている。
そして78分、バルセロナ、ひいては世界のフットボールファンが待ち続けた瞬間が訪れた。そう、負傷で出遅れたメッシの今季初得点である。ペナルティーエリア手前右からのフリーキック、背番号10が左足の内側でこすり上げたボールは、セビージャがつくった壁を超えてから落下し、横っ飛びしたヴァツリークの片手をかすめて枠内右に収まった。メッシはセビージャ戦38試合で37得点。アトレティコ(29得点)、バレンシア(27得点)、レアル・マドリー(26得点)を上回り、最も得点を決めてきたチーム相手にゴールを取り戻した。
4点差としたバルセロナは87分、トップチームデビューを果たしたアラウホがチチャリートを倒したとしてマテウ・ラオス主審からレッドカードを提示され、その判定に抗議をしたデンベレも退場となって一気に9人になってしまう。それでも失点を最後まで許すことなく、試合終了のホイッスルを迎えてリーガ3連勝、公式戦4連勝を果たした。
バルセロナは勝ち点を16として、同日にバジャドリーと引き分けたアトレティコ・マドリーを抜き去り2位浮上。首位レアル・マドリーとは勝ち点2差となっている。
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「※」は提携サイト『 Sporting News』の提供記事です





