バイエルン“最大のサプライズ”となったニャブリ、躍進にあった背景/インタビュー

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「まるで“アップル”に来ているみたいな気がするよ」

自身のために用意された特設舞台に現れたセルジュ・ニャブリは冗談を飛ばしながらやってきた。実際、ヘルツォーゲンアウラハにあるアディダス本社にはシリコンバレーのような雰囲気が漂っている。ニャブリは大手ユニフォーム・サプライヤーであるアディダスの広告塔を新たに務めることになった。

この時はブンデスリーガ優勝が決定する前の緊張感が漂う時期だったが、ニャブリは求めに応じてスマートフォンの自撮り画面に一緒に収まるなど上機嫌で登場した。

その後、『Goal』のインタビューに応えたニャブリは、今シーズンを総括しつつニコ・コバチ監督についての自身の見解を明らかにする。さらに、DFBポカール決勝で対戦するRBライプツィヒがドイツフットボール界の強豪に成長する可能性についても語った。

■「タイトルこそ僕がバイエルンに来た理由」

Serge Gnabry FC Bayern München Liverpool 13032019

――まずあなた自身にとっての今シーズンはどうでしたか? タイトルを取れれば、良いシーズンだと言えるだろう。それが、僕がバイエルンへ来た一番の理由なんだからね。

常に、僕自身の成果よりチームが結果を出せるかどうかの方が大事なことだ。だから、最終的に両方のタイトル(リーグ戦とドイツカップ)を取ることが重要なんだ。

――では、ライバルのドルトムントの今シーズンをどう考えますか?

ドルトムントは若手をそろえてワイルドにシーズンを戦ってきた。後半戦に入る前の時点で、僕らを9ポイントリードしていたんだからね。その後、しばしば些細なことが原因で負けが重なって、リードはなくなった。けれど、ドルトムントの今季の躍進は誰もが認めるところだと思うよ。

――2冠を達成すれば、ウリ・ヘーネスは今シーズンを “1-” と採点するでしょう。ハサン・サリハミジッチ(バイエルンのSD)は “2+” とつけるかもしれません。あなたは何点をつけますか?(ドイツの学校の成績評価では1点が最高の評価、“1-”は“1-α”、“2+”は“2+α”)

僕だったら、プラスもマイナスもなしの1点をつけるね。

■躍進の理由

Bayern München Gnabry

――あなたは1年目にもかかわらず、めきめきと頭角を現しましたね。この歩みを自分ではどう評価しますか?

まず言えるのは、責任を担って、毎週試合に出て、そういうリズムを繰り返すのはとても良い気分だということだね。

――それには、ニコ・コバチ監督も力になってくれましたか?

そうだね。彼は僕を信頼してくれた。僕をたくさん試合に出してくれたんだから。僕は1週間みっちり練習して、試合で良いパフォーマンスを見せることで、その信頼に応えようと努力しているよ。

Dennis Serge Gnabry Adidas

――ヘーネスはあなたのことを、バイエルンにとって「シーズン最大のポジティブなサプライズ」だと言いました。若手のあなたがそんなふうに褒められてどんな気持ちですか?

ヘーネスのような大物からそんなふうに褒められるのは素晴らしい気分だ。彼は非常に長い間フットボールの仕事をやってきた人物だし、大勢の選手がバイエルンにやって来ては去っていくのを見てきておるんだ。彼がそんなふうに言ってくれると、僕はもっともっと頑張ろうと思うし、よりいっそう自分に自信が持てる。この調子でやっていこうというモチベーションが高まるよ。

――ホッフェンハイムからあなたを連れ戻した時点では、レギュラーとして起用する構想はなかったということもほのめかしていましたね。あなたはそれでもやってやるんだと最初から考えていましたか?

僕は自分の力を認めてもらうために戻って来たんだ。最初からそのために頑張ってきたし、これからも今のまま頑張り続けなければならない。

――一方で、2冠を達成できるかもしれないというのに、監督に対しては繰り返し疑問の声が上がっていますね。この不穏な状態はチームに影響を与えていますか?

それはメディアが騒いでいることだ。僕はできるだけ関わり合いにならないようにしている。外でいろいろ言われるのを全部やめさせることはできないからね。

■ライプツィヒの成長を予想

Gnabry Sabitzer Bayern Leipzig 11052019

――11日のライプツィヒ戦は結局0-0の引き分けに終わりましたが、DFBポカールの決勝では再び両チームの対戦となります。将来的に見て、ライプツィヒがユリアン・ナーゲルスマンという新たな監督の指揮下に入れば、今よりもっと手強いチームになると思いますか?

間違いなくそうなるだろうね。ホッフェンハイムというチーム全体が、そして一人ひとりの選手がいろんな細かい点でどれだけ成長したかを考えると、ナーゲルスマンがライプツィヒのようなクラブとメンバーを率いることになれば、もう一度大きな成果を挙げることになると思っている。

 ――あなたはホッフェンハイムにいたのでナーゲルスマンをよく知っていますよね。

彼は決して満足するということを知らない。常に選手たちを成長するために、前へと押し出そうとするんだ。彼はとてつもない情熱の持ち主で、選手たちもそれに影響されるんだよ。ホッフェンハイムにいた1年間、彼はそうやって僕の大きな力になってくれたんだ。

――ライプツィヒはいずれバイエルンのライバルになりそうですか?

大いにその可能性はあるね。この何シーズンか、ライプツィヒは常にバイエルンと共にブンデスリーガで上位を占めていた。ライプツィヒはチームのメンバーをさらに強化するだろう。この先何年かの間に、ライプツィヒは強豪チームの一つに成長すると思っているよ。

インタビュー・文=デニス・メルツァー/Dennis Melzer

構成=Goal編集部

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「※」は提携サイト『 Sporting News』の提供記事です

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