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バルセロナは、FWジョアン・フェリックスを来季も戦力に数えるのかもしれない。スペイン『マルカ』が報じている。
昨夏、アトレティコ・マドリーからの1年レンタルでJ・フェリックスを獲得したバルセロナ。だがチャビ・エルナンデス氏が率いたチームで、同選手は完全に輝いたと言えず、シーズン後半戦は控え要員になっていた(シーズン成績は44試合10得点)。
先に監督解任となったチャビ氏は来季構想にJ・フェリックスを含めず、その一方でジョアン・ラポルタ会長率いる首脳陣や強化部門は逆の考えだったとされる。強化部門は、J・フェリックスが完全には輝けなかった理由として、「とりわけシーズン終盤に左サイドでプレー起用され続けた」ことと「攻撃を仕掛けなければならない選手なのにサポートがなかった」ことを挙げているという。
そして『マルカ』曰く、来季からバルセロナを率いるハンジ・フリック監督は、クラブとの初期段階の話し合いで、J・フェリックスを戦力に加えることに前向きな考えを示したという。まだ何かが決定したわけではないものの、ドイツ人指揮官はポルトガル代表FWの成果をさらに伸ばせると考えているようだ。
もしバルセロナがJ・フェリックスを来季も留める場合には、もちろん所属元アトレティコとの話し合いが必要となる。財政難のバルセロナに買い取る余裕はなく、アトレティコにレンタルの延長を受け入れてもらう以外、道はないとみられている。
また『マルカ』によれば、J・フェリックスの本来の年俸は400万ユーロであるものの、バルセロナで受け取る額はそれを下回っている模様。ラ・リーガのサラリーキャップに苦しむバルセロナにとって、J・フェリックスのようなステータスの選手を安価な人件費で擁せるのは大きな利点であるようだ。例えばバルセロナが今夏どんな補強を行っても、移籍金の減価償却費だけでJ・フェリックスの費用を上回ることになるという。


