ボルシア・ドルトムントのトルコ代表FWエムレ・モルのインテル移籍は破談に終わった。ミヒャエル・ツォルクSD(スポーツディレクター)が、地元紙『ルールナハリヒテン』で認めている。
“トルコのメッシ”とも呼ばれるモルだが、ドルトムントは9日に、同選手に他クラブとの交渉のためにチームを離れる許可を与えていた。しかし、移籍金1000万ユーロ(約13億円)以上の買い取り義務付き、レンタル料400万ユーロ(約5億2000万円)での2年期限付きの移籍でクラブ間が合意していたとされるインテルへの移籍は実現せず。同選手は数日前にドルトムントの練習に再合流している。
ツォルクSDは『ルールナハリヒテン』でモルの移籍は「現時点において不成立」と認め、「エムレ・モルはドルトムントの選手である以上、当然我々の下で練習に参加している」と状況を説明。最終局面で取引が成立しなかった理由は明かしていないが、「我々はこの話がまとまると信じていた。でなければ、彼を(公式のチーム)写真の撮影から外すことはなかっただろう」と続けている。
一方でイタリアメディアによると、インテルは選手本人とは合意に達したものの、モルの代理人が求めたコミッションに応じず、さらなる交渉を断ったという。代理人はSNSを通じてその報道を否定したが、破談の理由については明かしていない。
▶ブンデスリーガのライブを観るならDAZNで!1ヶ月間無料のトライアルを今すぐ始めよう