■ブンデスリーガ第30節 レバークーゼン 4-1 フランクフルト
レバークーゼン:ブラント(20分)、フォラント(70分、77分、88分)
フランクフルト:ファビアン(22分)
ブンデスリーガは14日に第30節が行われ、レバークーゼンとフランクフルトが対戦した。
勝ち点48で4位のレバークーゼンと、同46で5位のフランクフルト。来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権を争う直接対決が、レバークーゼンの本拠地「バイ・アレーナ」で行われた。
先日、来季からニコ・コバチ監督がバイエルン・ミュンヘンの新指揮官へ就任することが発表されたフランクフルト。コバチ監督には、試合前に報道陣が殺到する事態となった。難しい状況での一戦で、長谷部誠は15試合連続の先発出場を果たしている。
序盤から攻勢を仕掛けていたのはレバークーゼン。すると20分、右サイドに流れていたフォラントがクロスを入れると、一度は長谷部が跳ね返す。しかしフォラントが再び拾って折り返すと、マークを外していたブラントが頭で押し込み、先制に成功する。
しかし、フランクフルトもすぐさま反撃。22分、自陣でボールを奪うとすぐさまカウンターを発動。ヴォルフのアシストから、フリーのファビアンが冷静に流し込んだ。試合は再び振り出しに戻る。
前半終了間際には、判定を巡って両選手がヒートアップする場面も。白熱の前半は、1-1で折り返す。
51分にはベイリーの強烈な無回転ミドルがポストを叩くなど、後半はレバークーゼンペース。長谷部は57分にフォラントに裏のスペースをつかれるも、体を預けてシュートコースを限定。ピンチを迎えたが、失点は免れた。その後システム変更により、長谷部はポジションをアンカーに移す。
しかし、ペースはレバークーゼン。そして70分には勝ち越し点が生まれる。エリア手前に縦パスが入ると、ハフェルツがヒールでフリック。裏のスペースに抜け出したフォラントがゴールを奪った。
勢いに乗るレバークーゼンは、77分に更に追加点。ハーフウェイライン付近でボールをカットすると、ブラントのパスにベララビが抜け出す。GKをひきつけ、フリーのフォラントにラストパスを通し、冷静に流し込んだ。
フォラントとの小競り合いで、長谷部はイエローカードを受ける。
終了間際には、フォラントがハットトリックを達成。直接対決は、4-1でレバークーゼンが快勝を収めた。
この結果、レバークーゼンは勝ち点を51に伸ばし、翌日に試合を控える3位ドルトムントに並んだ。一方敗れたフランクフルトは、同46から伸ばせず。レバークーゼンとの差を広げられ、CL出場権が遠のいている。




