トッティ氏を冷遇のローマに元伊代表ディ・ナターレが憤慨「恥ずべきスキャンダル」

【欧州・海外サッカーニュース】かつてウディネーゼ（セリエA）で長年活躍したアントニオ・ディ・ナターレは、ローマ（同）におけるフランチェスコ・トッティ氏の扱いが理解できないようだ。

元イタリア代表FWのアントニオ・ディ・ナターレが、イタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』のインタビューに応じ、ローマにおけるフランチェスコ・トッティ氏の扱いに不快感を示した。

現在、U-17スペーツィアの指揮官を務めるディ・ナターレ。現役時代は2004年から12年間にわたってウディネーゼで活躍し、ユヴェントスから届いたオファーに目もくれず、現役引退を迎えた2016年までクラブに忠誠を尽くした。

「ウディネでは私も家族も居心地が良かった。もしユヴェントスのオファーを受け入れていれば、当然、私の人生は変わっていただろう。だが良い方向に？それとも悪い方向に？もしかしたら通算209ゴールではなく、300ゴールを記録することができたかもしれない。しかし幸せであるかどうかも考えなくてはならないはず。私が教え子たちに最初に伝えたいのは、“幸せにプレーする”ということなんだ」

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そんなディ・ナターレは、イタリア代表の元同僚トッティ氏がキャリアを通じてローマ一筋を貫いたにも関わらず、古巣で離職を余儀なくされ、現在も不遇な扱いを受けていることに腹を立てている。

「トッティが息子をトリゴリア（ローマの練習場）に送り迎えするとき、中に入らずに車の中で待っているという話を呼んだ。これはスキャンダルであり、とんでもなく恥ずべきことだよ。トッティはローマの歴史を築いた。トッティこそローマであり、むしろ練習場の中に彼の像を立てるべきなんだ」