デ・ロッシ、南米アルゼンチンでの現役最後を語る「伊にない純粋な情熱があった」

1月に引退した元ローマのダニエレ・デ・ロッシが南米での経験を振り返った。

元イタリア代表MFダニエレ・デ・ロッシが5日、イタリアメディア『スカイスポーツ』のインタビューに応じ、現役時代を振り返った。

ローマ出身で生粋のロマニスタでもあるデ・ロッシは、愛するクラブの下部組織でキャリアを歩みだすと、2001年10月に18歳の若さでチャンピオンズリーグのアンデルレヒト戦でトップチームデビューを果たした。

その後、兄貴分フランチェスコ・トッティ氏の背中を追い、2018-19シーズン終了後の退団までローマ一筋を貫いたデ・ロッシ。昨夏からは、かねてより「夢」と語っていたボカ・ジュニオルスでプレーを続けたが、1月に一転して現役引退を発表した。デ・ロッシは、新型コロナウイルス感染拡大防止のために自宅でインタビューに応じ、アルゼンチンでの6カ月間について語った。

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「あの6カ月間で体験したことを語ろうと思ったら、自宅待機期間中、ずっと話し続けなければならないほどだよ。（アルゼンチンは）唯一無二の場所。国民の半数がイタリア系ということもあり、思った以上にイタリアに似ている。料理や音楽、タンゴ、あらゆることへ情熱を注ぐ国。そしてセンセーショナルなほどにすべてをカルチョへ注ぐ」

「1番素晴らしかったのはスタジアムの観客席だよ。イタリアではないような熱気がある。あれは無私無欲の純粋な情熱だと思う。ラ・ボンボネーラは、世界で最も物議を醸すスタジアムだが、ファンのみんながボカの試合を見に行けることを願っているよ。わずかではあったが、私もあの場でプレーすることができて恵まれていたと感じる」