チェルシーFWウィリアン、プレミアリーグ再開の動きに疑問「安全面が軽視されている…不快だ」

【欧州・海外サッカーニュース】チェルシーFWウィリアンがプレミアリーグ再開の動きに疑問の声を口にしている。

チェルシーのブラジル代表FWウィリアンが、再開に向けて動きのあるプレミアリーグについて、自身の見解を示した。

ウィリアンはチェルシーとの契約が今季限りとなっており、このままでは2020年6月末をもって契約満了となる。だが今季は新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、3月より各国リーグは中断期間へと突入。6月中のリーグ再開を目指している状況だが、ウィリアンはこの動きに不信感を抱いているようだ。

イギリス『イブニング・スタンダード』の取材を通じて、ブラジル人アタッカーは「まだ根本的な解決策があるわけでもないのに、ピッチに戻れというのは不快感を覚えるね。僕だけじゃない。大多数の選手もそう思っているはずだよ」と言及した。

「もちろん再びフィールドに立ちたいさ。だけど、そのためにはまず安全面の確保が大前提にあるべきだ。健康を第一に考える必要があるはずなのに、その点が軽視されているようにも思える。だから今のところ、リーグ再開の方向性について納得していない」

ウィリアンは「現時点で選手たちは今後のことについて何も知らされていないし、わからない。今後数日で話が進み、プレミアリーグは再開に向けて次のステップに進むんだろう。本当にこれでいいのかな？」と発言。リーグ再開に向けた動きが進んでいる状況に疑問の声を上げている。

イギリスではここまで24万160名を超える感染者が出ており、うち3万4400件もの死亡例が確認されている。イングランドのプレミアリーグは6月の再開に向けて調整しているところだが、新型コロナウイルスの問題はまだまだ尾を引くことになりそうだ。