マンチェスター・シティでスターに上り詰めたMFケヴィン・デ・ブライネが、チェルシー退団時を回想している。
今やプレミアリーグを代表するクリエイティブミッドフィルダーとなっているデ・ブライネ。現在所属するマンチェスター・Cに加入する以前、母国ヘンクから飛び出しての初の海外挑戦の場にはチェルシーを選択すると、シーズンの多くをレンタル先で過ごすこととなったが、2013-14シーズンにはブルーズの一員として開幕を迎えた。そのシーズンのことを思い出すデ・ブライネは、以下のように語り始める。
「プレシーズンに(チェルシーに)到着した時、雰囲気は良かった。そのシーズン、僕は最初の4試合のうち2試合で先発したし、プレーも大丈夫だと思った。華々しくはないけど、かなり良いってね」
しかし、デ・ブライネが良い感触を得ていたのも束の間。プレミアリーグでの先発は第2節を最後に一切なくなり、第6節からはベンチからも外れる日々が続いた。
「だけど、その4試合の後はああなった。僕はベンチに置かれて、二度とチャンスは与えられなかった」
「説明不能だったよ。どういうことなのか、納得できなかった」
結局、ベルギー代表MFは、2013-14シーズンの冬の移籍市場でヴォルフスブルクに完全移籍することに。その決断を下す前には、当時チームを率いていたジョゼ・モウリーニョ元監督との間に、明確なきっかけとなったやり取りが交わされていたようだ。
「ジョゼ(モウリーニョ)にオフィスに呼び出された12月、あれはおそらく僕にとって2番目に大きな人生の岐路だった。彼は何枚かの書類を並べて、『1アシスト。0ゴール』と告げたよ」
「彼がしていることを認識するまでに、少し時間を要した」と、混乱していた様子を表現するデ・ブライネは、モウリーニョ元監督が以下のように続けたことを明かす。
「それから、彼は他のアタッキングフォワードたちのスタッツを読み始めた。ウィリアン、オスカル、マタ、シュールレ…。5ゴール、10アシスト。そんな風にね」
「ジョゼは僕が何かを言うのを待っているようだった。そして結局、僕は『…でも、この中の何人かは15試合、20試合とプレーしています。僕は3試合だけだから、違いますよね?』と言ったよ」
自身に下された辛辣な評価に、困惑を隠せなかったデ・ブライネ。しかし、チームの指揮官はある種実直なまでに「6番手」と現状を通達し、たたみかけたという。
「あれはとても奇妙だった。僕らはレンタルについて少し話し合った。そして、当時はマタも気に入られていなかったから、ジョゼからは『分かっている通り、もしマタが去るなら君は6番手ではなく5番手になる』と告げられたよ」
「僕は正直に、『このクラブは本当に僕を必要としていないように感じます。僕はフットボールがプレーしたい。売却してもらいたいと思います』と返答した」
「ジョゼは少しがっかりしていたように思うけど、彼に対してフェアになったんだ。僕が絶対にプレーする必要があると、彼には分かっていたと思う」
その後、ヴォルフスブルクに移籍したデ・ブライネは、2014-15シーズンには公式戦51試合16ゴール28アシストと大活躍。また、チェルシーも同じシーズンにプレミアリーグ制覇を成し遂げた。
「それで、あのクラブは僕を売ったけど、大きな問題は全く生じなかった。チェルシーは僕に費やした金額の倍以上を手にし、僕もヴォルフスブルクではるかに良い状況に身を置けたからね」
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「※」は提携サイト『 Sporting News』の記事です





