チェルシーのカラム・ハドソン＝オドイが、『Goal』の選出する『NxGn（ネクストジェネレーション）』のトップ5に選ばれた。
『NxGn』とは、2000年1月1日以降に生まれた選手を対象に、50人の若手ベストプレーヤーを発表する個人賞。『Goal』の42エディションの編集部がファーストチームでの実績、可能性、総合的な能力の観点から、19歳以下の最も優れた若手選手を投票で選び、トップ50が決定する。
GLYN KIRK
2017年には、イングランド代表としてU17ワールドカップ制覇に貢献したハドソン＝オドイは、昨シーズンにアントニオ・コンテ監督の下、17歳でチェルシーのファーストチームデビューを飾った期待の新星だ。昨シーズン限りでイタリア人指揮官はチェルシーから去ったものの、後任として指揮を執るマウリツィオ・サッリ監督はプレシーズン中の同選手の活躍を絶賛する。
チェルシーの若手はローンで経験を積むことが既定路線となっている中、サッリ監督はハドソン＝オドイをファーストチームに留め、同選手が早々に“とても有名な選手になるだろう”と期待を寄せていた。すると、18歳のウィンガーはこの期待を裏切ることなく、自身の特徴を活かし、今ではスタンフォード・ブリッジで人気のある選手の1人にまで成長する。
しかし、ヨーロッパリーグなどのカップ戦を中心にプレーするハドソン＝オドイの活躍を受け、チェルシーはアカデミー出身の逸材の引き留めに躍起になる。同選手の獲得に強い興味を見せるバイエルン・ミュンヘンは今年1月の移籍市場の間、幾度ものオファーを提示。さらに、チェルシーに拒まれ続けるも、今夏の移籍市場でも同選手へのオファーを準備していると考えられている。
ハドソン＝オドイ退団の噂が絶えない中、チームメイトのウィリアンは「彼に残ってほしい。彼は最高のタレントを持つ最高の選手だ。僕たちみんなは彼がここに残り続けるよう説得している。彼には出て行ってほしくないんだ。彼はチェルシーで最高の選手の1人になれるし、将来的には世界最高の選手になれる」とイングランド人FWの残留はチーム全体の願いだと強調していた。
チェルシーとの契約延長が難航するとも報じられるハドソン＝オドイの去就については、現段階で不透明。しかし、少なくとも同選手は2019年『NxGn』において、トップ5に君臨するだけのポテンシャルを有していることは確かだ。
はたしてハドソン＝オドイは2019年『NxGn』で1位を手にできるのだろうか。『NxGn』トップ50の全貌は3月20日水曜日に明らかになる。
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